テレビ東京は昨年12月31日、同局制作局の社員・古東風太郎容疑者が同30日夜に警察官に暴行し、ケガをさせた公務執行妨害の疑いで逮捕されたことを発表した。
同容疑者は、酔ってタクシーで寝込んだ上、駆け付けた警察官に暴行し、ケガをさせた疑いがもたれている。調べに対し、当初は黙秘していた古東容疑者だが、その後「頭突きはした」と供述し、大筋で容疑を認めて1月1日に送検された。
「警察官は鼻骨を折って全治2週間の負傷。一方、送検された際の古東容疑者の顔にも、右目の下にあざがあった。おそらく、警察官に暴力を振るった際に、反撃されたのでしょう」(全国紙社会部記者)
テレ東は《被害に遭われた警察官や関係者の皆様にお詫び申し上げるとともに、新型コロナウイルスに社会全体で対応している時に、社員がこのような事件を起こしたことを極めて遺憾に思います》と謝罪したが、この事件で同局の人気番組が存続の危機を迎えているというのだ。
「古東容疑者は入社11年目の社員。テレビ東京制作局所属で同局の看板番組の一つ『家、ついて行ってイイですか?』の演出を一手に引き受けていたヤリ手なんです」(他局のスタッフ)
番組「打ち切り」の恐れも
同番組は、街頭で番組ディレクターが「家、ついて行ってイイですか?」と声をかけ、同意を得られた人の帰宅に同行。住居を訪問してインタビューをすることで、その人の人生をあぶり出す。MCは、おぎやはぎの矢作兼とビビる大木だ。
「2014年に特番が放送されるや、翌年には『平成27年日本民間放送連盟賞・テレビエンターテインメント部門』の最優秀賞を受賞するなど、業界内でも認められる優良コンテンツでした。感動の秘話が明らかにされることもたびたびあり、昨年には同番組を原案にした同名ドラマまで放送されていたほどです」(同・スタッフ)
もちろん、同番組には多数のスタッフが関わっているが、古東容疑者の演出なくして成り立たないほどの存在だというのだ。
「あの番組は〝演出が命〟といっても過言ではありません。古東さんの代わりに、それを任せられる人材はいないはずですよ。残念ながら、古東さんは今後、番組に関わることはできないでしょう。撮りだめしたVTRはあるでしょうが、当面は放送自粛、最悪のケースとしては打ち切りになる恐れすらありますよ」(同・スタッフ)
新年早々、この事件は同局に暗い影を落としそうだ。
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