
『寄生リピート』著者:清水カルマ~話題の1冊☆著者インタビュー
『寄生リピート』 幻冬舎文庫/本体価格710円
清水カルマ(しみず・かるま) 奈良県生まれ。作家・フリーライター。2018年、第4回本のサナギ賞の大賞を受賞し、翌年、受賞作「リジェネレイション 闇の底に蠢くもの」を『禁じられた遊び』に改題してデビュー。同書は新人ながら発売即重版となり、話題を呼ぶ。本作が2作目。――前作『禁じられた遊び』が第4回本のサナギ賞の大賞を受賞しました。審査にあたった書店員からは「本当に新人が書いたのか」と驚きの声が上がったとか。
清水 本のサナギ賞を受賞した時は、やっと認められたという気がしてうれしかったですね。書店員さんたちの感想を全部読ませてもらったのですが、絶賛してくれている人が大勢いて、僕は何も間違ってなかったんだな、と自信にもなりました。
とにかく売れる本を書こうと思って、ディーン・クーンツの『ベストセラー小説の書き方』という本を参考にし、そこに書かれていることを実践する形でプロット作りをしました。その甲斐あって、多くの方に読んでもらえているようでよかったです。
――ホラーを書き始めたきっかけは何だったのですか?
清水 子供の頃から怖い話や不思議な話が好きでした。ホラー映画も好きで、有名な作品というよりは、たまたまテレビをつけたら放映していた、名前も覚えていないような映画を好んで見ていましたね。テレビの心霊番組などはほとんど見ていたように思います。
最後の一行までゾーッとするエンタメ・ホラー小説
でも、小説家を目指し始めた時には、ホラーを書こうとは思いませんでした。当時はストーリー性のあるものは自分には書けないと思っていたんです。その頃、小説の投稿と並行してライター業も始めていたので、徐々に読者の存在を意識して書くようにトレーニングされ、ひょっとしたら自分にもエンタメが執筆できるんじゃないかと思い始めました。その時に浮かんだのが、やはり昔から好きだったホラーだったという感じです。――創作のアイデアはどのように出すのでしょうか?
清水 以前は自分の経験の中から絞り出していましたが、そんなに面白い体験もしていないので、こぢんまりとした退屈な話しかできませんでした。それで、外にアイデアを求めるようになりました。今回の本作に関しては、精神科医の小此木啓吾さんの著書に書かれていた古代インドの王子の話から着想を得ました。
――本作ではピアスが物語の鍵になっていますね。憎悪が渦巻く展開に恐怖を覚えます。
清水 根底には自分特有のネガティブな思考があり、それを突き詰めていった感じです。なのでかなりドロドロしていて、爽快感というよりは嫌悪感のほうが後に残るかもしれません。最後の一行までゾーッとすることができるエンタメ・ホラー小説に仕上げたつもりです。是非、手にとって読んでいただきたいです。
(聞き手/程原ケン)
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