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二階堂ふみ“出し惜しみナシ濡れ場”全仕事! これぞ超一流女優の証し

二階堂ふみ
二階堂ふみ(C)週刊実話Web

〝映画の華〟である女優の濡れ場が枯渇、欠乏して久しい。2021年を見ても『茜色に焼かれる』の尾野真千子、『裏アカ』の瀧内公美など孤軍奮闘した女優たちは、ほんの数えるほど。そんな中、全裸濡れ場を惜し気もなく連続して披露してくれたのが、二階堂ふみである。

「時代が平成に入ってから〝女優脱ぎ惜しみ〟の傾向は深刻でしたが、その中で、すべてを厭わず、映像芸術に寄与してくれているのが二階堂です。何しろ、本誌恒例の濡れ場大賞に2018年、19年、20年度と、前人未踏の3年連続で輝いているほどですからね。おそらくこの記録は、今後、誰も抜けない金字塔でしょう。21年は、珍しく主演作がなかったのが返す返すも残念でした」(本誌選考委員Aデスク)

確かに、18年『リバーズ・エッジ』、19年『人間失格 太宰治と3人の女たち』、20年『ばるぼら』とブッチ切ってきた。今や無双状態の彼女を、誰が呼んだか〝若き完脱ぎ女王〟の称号もおおげさではなさそう。まさに〝あっぱれ!〟を謹呈したいほどだ。

「彼女の何が素晴らしいかといって、これだけの人気女優なのに、必要があらば、脱ぎに躊躇、逡巡がないことですね。『ばるぼら』のときでも〝気が付いたら裸になっていた感じ。深く考えていなかった〟と潔いの何の。今後も大いに期待してよさそうです」(同)

そんな生唾モノの二階堂エロスの全容、詳細を誌上公開する前に、かいつまんで彼女の経歴を振り返っておこう。

二階堂は1994年9月21日、沖縄県生まれ。12歳のとき、『沖縄美少女図鑑』に掲載された南国生まれらしいエキゾチックな美貌の写真がきっかけで、スカウトされ芸能界入り。09年、役所広司主演・監督の『ガマの油』で主人公の息子の恋人役で映画デビューした。

「二階堂が俄然注目されたのは、12年の染谷将太との競演作『ヒミズ』でしょう。〝3・11〟を背景に、宿命に抵抗する若者像を描いた名作で、ヴェネチア国際映画祭・最優秀新人俳優賞受賞という快挙を成し遂げたのですから。ここから、若手演技派女優としてグングン頭角を現しました」(アイドル評論家)

そんな二階堂の危うい美少女エロスを濃厚に感じさせたのが、14年の『私の男』だった。

「養父役の浅野忠信相手に〝禁断愛?〟というのっぴきならない関係となるんです。北海道から東京に引っ越して同居してからの危ういシーンにゾクゾクしましたね。実は撮影中、まだ二階堂は17歳だったので、この濃厚シーンは彼女が18歳になるのを待って撮影された、というエピソードもあります」(同・評論家)

その後を予感させるに十分過ぎる序章

その生唾シーンでは、浅野が朝食中の二階堂に、あたかも〝疑似〟のように指を舐めさせ、制服の白いブラウスの上からまさぐりまくる。タマらず喘ぐ二階堂。そこから交じり合いへとつながっていく。二階堂も積極的にしっかりとこなすのだから、後世おそるべし。さすがにまだ完脱ぎではないが、17~18歳にしてこの度胸! この女優根性! その後を予感させるに十分過ぎる序章であった。ちなみに、この作品で二階堂は、日本アカデミー賞優秀主演女優賞を獲得している。

続く重要作は15年の『この国の空』だろう。太平洋戦争末期の東京。空襲におびえ禁欲的生活を強いられる若い娘が、隣に住む妻帯者(長谷川博己)を愛してしまう話で、芥川賞作家・高井有一の原作を、荒井晴彦監督が映画化したもの。ここでは二階堂のロスト・ヴァージンと水ごりシーンが話題になった。

「荒井監督といえば〝エロスの鬼才〟として知られています。古くは『身も心も』でかたせ梨乃、永島暎子の濡れ場を濃厚に描き、最近では瀧内公美のフル露出熱演が話題となった『火口のふたり』も手掛けました」(映画関係者)

自宅の畑から取ってきたトマトのおすそ分けを口実に、夜、忍ぶように隣の長谷川の家を訪れる。その決意を察した長谷川は、後ろから二階堂を優しく抱きすくめ、畳に倒し、指をくわえさせ、キスを浴びせて…。ゆっくりと律動を始める長谷川に対し、二階堂の顔は苦痛で歪みながらも、好きな男に捧げた歓びに満ちている。長谷川が事後を処理すると、そこには鮮血が…。

続く、〝女〟になった二階堂が軒下で水ごりをするシーンも見逃せない。生まれたままの姿が薄暗がりの中に浮かぶ。たらいに汲んだ水を桶で何度も頭からかける。肉感的でプロポーション抜群の背中がじっくり拝める。やがて手拭いで体を拭くため立ち上がると、さらにそのシルエットは際立ち、特にたわわな双丘は見惚れるほどの逸品だ。

「おまけに、チラチラとヨコバストまで見え隠れしますからね。この数分間、じっくりとワンカットで撮られているので、あたかも覗き見をしている気分になりましたね。まさに〝天下の絶景〟とはこのことですよ」(映画リポーター)

この〝丸出し〟は翌年の『蜜のあわれ』でも発揮される。今は亡き名優・大杉漣が老作家に扮し、二階堂演じる金魚の化身のような若い娘に翻弄されるサマを描いている。

「この頃にはセクシー度も増した二階堂の本領発揮となりました。原作は大正・昭和期に活躍した文豪・室生犀星で、室生自身とおぼしき老作家と、奔放な金魚の化身・赤子とのエロチックで幻想的な関係は中高年を大いに刺激したものです。この作品でも、その美尻がド~ン。形の良さは若き日の由美かおるや松坂慶子に、肩ならぬお尻を並べるほどでした」(ベテラン映画記者)

冒頭から惜し気もなく全開!

二階堂はすでに成人を迎えただけに、肉体的にも顕著な発育、発達が認められる。『この国の空』以来のヒップ披露が、その成長の証拠だろう。

冒頭から、惜し気もなく二階堂エロスの全開。金魚のような赤い薄物を着た彼女が真っ赤なソファに横たわって片脚を上げ、太股もあらわにL字開脚を見せつけ、老作家を挑発するのだからタマらない。

大杉とのからみは艶っぽく、カラミシーンは生々しさより幻想的な部分が重視されている。これも老人の性の願望、妄想ゆえか、中高年には身につまされる。それはともかく、フルオープンで横たわる二階堂の生唾モノのヨコバストも拝める。

続いて、外出から戻った彼女は、金魚の化身ゆえに、野良猫にちょっかいを出されて尾ヒレが傷ついたと訴え、殺し文句の「おじさまの唾で治してほしいの」と甘える際、絶品のむっちりヒップがド~ンと剥き出しになる。『この国の空』時より肉厚に実った2つの桃は、かぶりつきたくなるほど艶やかであった。

ここで二階堂エロスに一家言お持ちの映画評論家・秋本鉄次氏が語る。

「もちろん、褒め言葉ですが、二階堂は優秀なストリッパーの如し、ですね。初期の『私の男』では、チョットだけよ、とニオわす程度。成人してからの『この国の空』『蜜のあわれ』では、しっかり見せで次を期待させました。ここで終わっては、そんな殺生な…ですが、期待に違わず、18年以降は怖いものナシのフル露出で完脱ぎ3連発をして下さるのですから、私は〝有り難い、有り難い〟と何度も彼女に最敬礼したいほどです(笑)」

さて、二階堂の完脱ぎ〝3年連続、3連発〟だ。

まず最初の一撃となった『リバーズ・エッジ』である。それまでヒップは見せてもバストは門外不出だったが、ついに感動の解禁をこの問題作で果たす。

「当時、某週刊誌がシーンをスッパ抜いた直後の業界試写は超満員の大盛況で、皆、固唾を飲んで二階堂の完脱ぎ場面を待ち構えていましたからね。そして、ついにベールを脱いだその実りは、生唾モノの神バストでした。おおげさでなく『こんないいモノを拝めて、生きててよかった…』と思いましたよ」(雑誌記者)

監督は『ナラタージュ』で有村架純の濡れ場を撮った行定勲だから一筋縄ではいかない。二階堂も「この作品なら」とハラを括ったのだろう。昔から漂っていた大物感はダテではなく、芸術性、必然性があれば厭わないその脱ぎっぷりは清々しいほど。

90年代、バブル崩壊後の東京周辺。川沿いの街の高校に通い、若者特有の焦燥感を常に抱いているヒロイン・若草ハルナが彼女の役どころ。辛口で残酷な青春物語なのだが、問題のシーンは中盤に、不意打ちのようにやってくる。

“マグロ状態”で彼氏の欲望を受け入れ…

やや古びたラブホテルの一室。すでに彼氏が二階堂にのしかかっての真っ最中である。男の荒い息とは対照的に、彼女は悶える風でもなく無反応、いわば〝マグロ状態〟で彼氏の欲望を受け入れている。

ここで、彼氏の体越しに見え隠れする二階堂のすべて。実に自然に丸見えとなる。この手のシーンは男の腕や体、あるいはシーツなどがわざとらしく邪魔をしてよく見えない場合が多いが、ここでは不自然無用! 惜し気もなくフルオープンである。屹立した先端が眩しく輝き、そして予想をはるかに上回る形のよい、ボリュームたっぷりのそれは、目をクギ付けにするのに十分な威容だ。まさに神バストとはコレ。

声を上げて果てる彼氏を邪魔そうにどかして、すっぽんぽんのまま、アンニュイ漂う表情を浮かべながら、テレビの近くに歩き出す二階堂。ここで再び、そのすべてがあらわになる。そんな生まれたままの二階堂を何秒間かカメラは真正面から凝視する。

身長157センチ、指定サイズ86センチの〝E級〟は張りがあり、若さがみなぎり、誇らしくすらある。あらためて形、色、たたずまいに目を奪われ、このまま静止して鑑賞し続けたいほどだ。

「神バストにして神ヒップ。もはや国宝級のボディーですね。これはオジサン好みの理想形ですよ」(前出・ベテラン映画記者)

さて、完脱ぎ披露はこれだけで終わらないところが二階堂の素晴らしさ。後半の野外シーンでもアンコールに応えて? さらにもう一度脱いでいる。

ある事件が起こり、河原に取り残された彼氏に二階堂が近づく。キスシーンのあとは、草むらの上で堂々と。ジーンズを脱がされ、捲り上げられたシャツからあの形よい二階堂の絶品バストが再びフルオープン。ラブホの次はアオカンとは、バリエーション豊か。今度も彼女は、さして興奮することもなく男を受け入れるマグロ状態なのだが、そこにも強烈な意志すら感じる。これが二階堂の〝艶技力〟というものだろう。

前出の秋本氏も公開当時、この二階堂を大いに評価した1人だ。

「見事としか言いようがありませんでした。あのヒロインの醒めた心情が裸体から伝わりました。脱ぐと脱がないとじゃ、作品の説得力が段違い。女優の崇高なる裸身は、確実に作品の力になると信じています」

勢いに乗った二階堂の2発目は翌19年の『人間失格 太宰治と3人の女たち』だ。戦後の日本を揺るがした著名作家・太宰治(小栗旬)とその妻、そして、愛人たちとのいさかいと葛藤を描く衝撃作で、監督は『さくらん』、『ヘルタースケルター』といったエロス描写には定評のある蜷川実花なのも注目された。

“二階堂強し!”をまざまざと見せつけて

「公開当時、宮沢りえ、沢尻エリカ、二階堂という人気女優トリオ豪華共演ゆえに、そのエロス合戦が話題になりましたが、最終的には宮沢、沢尻を一蹴して、彼女の〝ひとり勝ち〟でしたね。『二階堂強し!』をまざまざと見せつけられましたよ」(映画記者)

確かにそうだ。太宰の妻役の宮沢はあまりカラミもなく、最初から一歩後退気味で、もっぱら愛人役の沢尻と、太宰の最後の女を演じた二階堂とのタイマン勝負となったものだ。

誤算は、沢尻が完脱ぎしなかったこと。沢尻は、同じ蜷川監督作品『ヘルタースケルター』ではスッパリ脱いでくれたのに、同映画で濡れ場はあるとはいえ、なぜか完脱ぎを回避している。

「どこからか規制がかかったのか、と囁かれたものです。結局、公開後、沢尻は薬物で逮捕され、表舞台から消えてしまった。何とも苦い幕切れでした」(スポーツ紙記者)

そんな事件には我関せずとばかりに、二階堂はリミットなしの完脱ぎを『リバーズ・エッジ』に続いて披露した。演技面でも、太宰を死の淵に引きずり込んでいく最後の女の狂気を熱演している。

妻、愛人がいながら、さらに新たな女に手を出そうとする〝女たらし〟の太宰とバーで運命的な出会いをする富栄という女性役で二階堂は登場する。

実は、未帰還兵の夫を待つ身の美容師で、不道徳な太宰が文士仲間に揶揄される中、「人それぞれなんじゃない?」と彼を擁護したのがコトの発端。刹那の心と心が結び付いたのか、このバーの一件から新たな愛人となる。

すでに結核で吐血している太宰の病んだ体を独占するかのように情事にのめり込んでいく姿は鬼気迫り、奔放な魔性も花開く。赤いネオンの色が差し込む部屋で、『斜陽』について語りかける二階堂だが、太宰は構わず体中にキスの嵐を降らせ、ベッドに押し倒し、それを受け入れる二階堂。その服はすでに剥ぎ取られ、下着ももはや風前の灯、やがて、見事な膨らみを誇る絶品バストが露出する。

「もはや完熟の領域でしょう。横になってもその肉感は全く損なわれません。両房には、そそり立つがごとく2つの頂が鎮座。壮観、絶景とはこのこと」(前出・映画リポーター)

太宰は構わず彼女の下着を剥ぎ取ると、頃合いはヨシとばかりに容赦なく貫く。すると、二階堂はゾクゾクするような悩ましい声を上げ、一緒に死にたいほど好きになった男の分身を積極的に受け入れる。

「いやあ、圧巻の濡れ場でしたね。ちょっとチャラ男な太宰を演じた小栗旬もイカしてましたが、この男を全身で受け止め、ついには主導権を握って一緒に地獄の底まで落ちていくのも厭わない富栄という女の業を演じた二階堂に感服しました」(前出・秋本氏)

“世界一美しい死体”演じて魅せた二階堂ふみ

この年もまた八面六臂の活躍で、大ヒット作『翔んで埼玉』で初の〝男役〟に挑戦しファンを驚かせた。さらに『生理ちゃん』というそのものズバリの題名の作品では、アレを具現化したピンクの物体〝生理ちゃん〟に翻弄される女性編集部員をコミカルに演じていた。性的なアケスケ台詞もポンポン飛び交う珍作であった。

そして、まだ記憶に新しいのが3発目の『ばるぼら』だろう。

『ばるぼら』は漫画界のレジェンド、手塚治虫が70年代に発表した大人向けコミックスが原作で、監督は手塚の遺児でもあり、映画監督としても実績を誇る手塚眞だ。ダブル主演が稲垣吾郎だけに、二階堂としても相手に不足ナシ。

稲垣扮する売れっ子作家が、街の片隅で泥酔していた〝ばるぼら〟と名乗る若い女(二階堂)を家に連れ帰る。自堕落で、ラッパ飲み上等の大酒呑みだが、不思議な魅力を放つ彼女に次第に翻弄されていく話だ。

まず、ホームレス同然の臭くて汚れた彼女のシャワーシーンで早くも背中全開が拝めるが、二階堂エロスはほんの序の口、あいさつ代わりだろう。

時にはケンカになりながらも、ついに本格的〝濃厚接触〟のときを迎える。黒い扇情的なブラを取る二階堂の胸の谷間にキスする稲垣。仕事場のデスクの上でも構わず挑み、やがて主導権を握る二階堂。良型のバストが正面からド~ンとご開帳となるが、これが何度見ても飽きない絶品。2人のカラミは激しさを増し、互いに強く抱き合い、貪り合うその攻防は相当ねちっこい。それぞれの得意な格好で攻め合い、くんずほぐれつ。そのたびに二階堂の神バストが幾度となくのけぞり、喘ぐのだ。

二階堂VS稲垣の濡れ場はキッチンに移り、りんごをかじる二階堂に後ろから迫る稲垣。最後は風呂の湯槽の中でも愛し合う2人…。

このシーンだけでも十分満足だが、二階堂エロスは延長線アリである。

後半、逃避行の果て山小屋にたどり着く2人。ばるぼらは途中で後頭部に傷を負ったせいなのか死んだようになる。山小屋の椅子に全裸で体を預けたまま動かない彼女に、予期せぬ事態に狼狽する稲垣が、目覚めさせようとキスをするが微動だしない。その中でまたも目を奪うのは二階堂の見事なボディーだ。

やがて稲垣はこの〝死美人〟を愛し過ぎて〝屍姦〟行為に及ぶ衝撃の展開となる。ピクリともしない抜け殻の美裸体を抱え、空しい叫びを上げながら…。

「この二階堂の裸体は〝世界一美しい死体〟と呼びたいほどでした。この自然体こそが、彼女自身の映画への取り組み方でしょう。あらためて感服しましたね。22年も『翔んで埼玉2』など映画が目白押しです。まだ未知のエロス作でも期待を裏切らないはずですよ」(前出の秋本氏)

二階堂ふみの快進撃はどうにも止まらない!

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