2022年度、最もブレークする芸人と評判になっているのが、お笑いトリオ『パンサー』の尾形貴弘。所属する吉本興業の芸人にとって成功の証しといわれる新幹線のグリーン車移動を認められたのだ。
加えて、M-1でグランプリでも獲得したかのような勢いで、各メディアから出演オファーが殺到しているという。
「この1月から4月にかけて日本テレビとフジテレビが深夜帯、TBSとテレビ東京がGP帯、テレビ朝日は朝帯で司会や、それに準じるポジションで名前が挙がっています。さらに保険や食品、アウトドアなどの関連商品のCMにもいくつか内定している。この勢いに便乗する形で、吉本は新たに尾形単体でYouTubeチャンネルを開設する予定です」(放送作家)
ブレークのきっかけは、昨年11月に放送された『水曜日のダウンタウン』(TBS系)内の「落とし穴に落ちたのに一向にネタばらしが来ないまま日が暮れたら正気じゃいられない説」を検証するというドッキリ企画。尾形を筆頭にチャンス大城、『蛙亭』の中野、『コロコロチキチキペッパーズ』ナダルらが深さ3メートルの落とし穴にハマり、そのまま放置される姿を放送したのだが…。
松本人志も「ヤツはホンマすごいわ」
「他の芸人が気力も体力もなくなり脱出を諦めてしまう中、最後まで奮闘したのが尾形でした。全裸になり、着ていた服とヘルメットでロープを作って113回目にして落とし穴の外にあるワイヤーに引っかける。それでも最後は抜けてしまうのですが諦めない。7時間12分後、ついに脱出に成功するんです」(制作関係者)
この尾形の予想を裏切る展開に『ダウンタウン』の2人を筆頭に視聴者や番組スタッフが心打たれたのだ。
「尾形のツイッターは20万人超え。また、芸人に対して辛口なスタンスで知られる松本人志が、尾形の名前をあちこちで連呼するようになった。『ヤツはホンマすごいわ』と。その勇姿が〝神回〟としてネットに拡散し続けています」(同・関係者)
昨年暮れ、12月25日に放送されたダウンタウン総合司会の『お笑いアカデミー賞2021』(TBS系)では、50人以上の出演芸人の中から見事、最優秀福男賞を獲得。まさに将来が約束された!? とはいえ、スキャンダルの落とし穴だけは気を付けて…。
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