芸能

圧巻の艶技! 本誌恒例『女優“濡れ場”映画大賞2021』~Part2~

尾野真千子
尾野真千子 (C)週刊実話Web

~Part1からの続き~

男の憧れ=裸エプロンについては、人気女優・仲里依紗が11月公開の『土竜の唄 FINAL』で見せつけていた。主人公の潜入捜査官(生田斗真)の恋人の女性警官・純奈役で、冒頭、生田がマフィアに張り付け拷問される最中、逞しい妄想の中に現れる裸エプロン! 白やピンクに彩られた露出度の多い前掛け姿で、肩や太股、お尻の一部も露出し、ウッフンとお約束の台詞「ごはん? お風呂? それとも…純奈?」と甘い声でおねだりする。短いシーンだが、印象は強烈だ。

仲は〝売春島〟を舞台にした『はるヲうるひと』(6月公開)でも、艶っぽいところを披露していた。

ところで、ここ数年、劇場公開作の濡れ場を侵食しつつあるのがネット配信の映画である。若手女優の間でも「どうせ脱ぐなら、映画よりネット配信作で」がトレンドのようだ。その理由は?

「ズバリ、国際的影響力です。全世界2億人以上の会員を誇るネットフリックスは、基本的に国内の観客が対象に留まる日本の劇場公開作とはスケールが違います。うまくいけば、海外資本からのオファーもあり得ますからね。これまで〝脱ぎ〟は映画の専売特許でしたが、ネット配信ではテレビと違ってエロス表現が実に大胆ですしね」(ネットメディア記者)

その火付け役となったのが〝帝王〟と呼ばれた村西とおる監督の半生を人気男優・山田孝之が演じた『全裸監督』だ。これが世界的大ヒットを記録しシリーズ化、6月にシーズン2が世界190カ国に同時配信されたのだから凄い。

シーズン1ではNHK朝の連続テレビ小説『おかえりモネ』に出演した女優2人が大胆な濡れ場に挑んでいることも話題になった。恒松祐里と森田望智である。

「恒松はヒロインの乃木真梨子役で、主演の山田にバスローブを解かれて全裸に。良形の先端が屹立しているのが見ものです。事務所の部屋でも熱戦を繰り広げますよ。一方、森田は伝説の艶女優・黒木香役で、山田に後方から攻められ、美バストが小刻みに震えます。この2人の〝戦歴〟を承知で起用するNHKの度量もあっぱれです」(芸能プロ幹部)

シーズン2の新作では、14年に日本レコード大賞最優秀新人賞に輝いた歌手で女優の西内まりやのサプライズ出演が大注目された。ソファに座るヤクザの親分(國村隼)の膝に跨がる西内が、ボディコンのスカートをたくし上げ、自ら動いて喜悦の声を上げる…。描写はマイルドに留まったが、大手事務所も離れ怖いものナシであろう西内の今後に期待したい。

毎年“肩透かし”を食らう女優御三家は…

知名度では『全裸監督』組の女優たちよりも高いであろう水原希子の濡れ場が注目されたのが、ネット配信作『彼女』(4月から配信)だ。

「水原といえば、村上春樹原作の『ノルウェイの森』(10年)で主演デビューし、その後もモデル兼女優兼デザイナーとして活躍するマルチタレント美女です。今回は整形外科医に扮し、果敢に濡れ場に挑んでいるのですから見逃せません」(アイドル評論家)

男が強引に衣服を脱がすと、黒いセパレーツの下着だけになる水原。スレンダーボディーだが、つくべきところの美肉は充実している。男はそれを剥ぎ取るや、乱暴に堪能。今度は攻守ところを変え、水原の方が前後に激しく動くのだからタマらない。

人気女優の御三家、綾瀬はるか、深田恭子、長澤まさみはどうだったのか? 毎年〝今年こそ完脱ぎ〟の期待がかかるが、その都度、肩透かし生殺しである。

「綾瀬はコロナ陽性となり、しばらく静養に徹しましたし、深田は適応障害で休養を余儀なくされ、10月公開の『ルパンの娘』のコスプレエロスにようやく間に合った程度。そんな中でも存在感を発揮したのが長澤まさみです」(映画記者)

確かにそうだ。長澤には当たり役『コンフィデンスマンJP』シリーズの新作もあったが、多少なりともエロスが嗅げるのは、中国資本の日本ロケ娯楽大作『唐人街探偵 東京MISSION』。マフィア会長の美人秘書を演じた長澤が、大貯水槽に拘束され、鎖緊縛の痛々しい姿で容赦のない水責めに遭うシーンは男の嗜虐心をくすぐってくれた。何はともあれ、来年こそ御三家には完脱ぎを期待したい。

「来年はホットで濃厚なシーンが質量ともに復活し、大いにこの濡れ場大賞を盛り上げてほしいですね」(前出の選考委員Aデスク)

さて、2021年度濡れ場大賞はどの女優の頭上に…。本誌独断で決めれば、瀧内も確かに奮闘していたが、軍配はやはり尾野に上がるだろう。ネット配信の時代でもあり、新たに配信大賞も新設した。

【グランプリ】=『茜色に焼かれる』尾野真千子
【特別大賞】=『裏アカ』瀧内公美
【配信大賞】=『彼女』水原希子

麗しの女優たちの濡れ場が完全復活してこそ、コロナの夜明けがやって来る。

~番外編に続く~

あわせて読みたい