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衝撃の色香! 本誌恒例『女優“濡れ場”映画大賞2021』~Part1~

瀧内公美
瀧内公美 (C)週刊実話Web

昨年から続くコロナ禍も、日本ではようやく峠を越えたかとも思われる昨今。来年こそは以前の生活に戻れることを祈りつつ、正月を迎えたいところだ。その前に1年を締めくくる本誌恒例『女優“濡れ場”映画大賞2021』の発表を忘れてはならない!

「昨今の事情を考えれば、濡れ場、カラミの言わば〝濃厚接触〟となる撮影現場は避けられがちなのが現状です。果たして、今年はどうなったのか? 近年『リバーズ・エッジ』(18年)、『人間失格 太宰治と3人の女たち』(19年)、『ばるぼら』(20年)と3年連続で完脱ぎを披露し、本誌濡れ場大賞3連覇の大偉業を達成した無双状態の二階堂ふみの主演作がないのが、少し不安材料ですね」(選考委員の本誌Aデスク)

まずは2月、製作上のトラブルで長らく〝お蔵入り〟状態だった酒井法子の主演作『空蝉の森』がやっと公開されたが、「濃厚濡れ場がある」というウワサは結局、羊頭狗肉で、話題にもならなかった。

濡れ場大賞候補の本格始動は、春を迎えてから。昨年公開予定がコロナ禍により、延期になっていた瀧内公美主演の『裏アカ』も満を持して4月に公開された。

瀧内といえば、キネマ旬報主演女優賞を獲得した『火口のふたり』(19年)で〝全開フルオープン〟も厭わず熱演し、強烈な印象を残した注目の美人女優だ。

今回はアパレルショップ店長役で、仕事のストレスから裏ではSNSに過激な下着姿を晒し、〝ゆきずり〟も辞さない歪んだヒロインを演じている。

彼女の熱烈支持者だと公言して憚らない映画評論家の秋本鉄次氏が激推しだ。

「彼女には複数回インタビューしていますが、『(濡れ場で)不自然に体を隠すのは映画に対する冒涜』と言い放ってくれて感動的でした。今回もまさに有言実行で、そのカタチ良い美バストを全開にしてくれます。高層ビルの〝窓際艶シーン〟は、かつて高島礼子が主演した『さまよえる脳髄』(93年)を彷彿とさせるし、〝駅弁ラブ〟は高岡早紀が主演したオムニバス映画『female』(05年)の一篇『夜の舌先』を想起させたほど濃密でした」

彼女にはもう1本の主演作『由宇子の天秤』(9月公開)があるが、こちらは女子高生いじめ自殺事件を追うジャーナリストを描いた社会派作で、「全く脱がない瀧内というのも逆に新鮮」(前出・秋本氏)であった。

熟美顔を歪めながら一生懸命に…

そんな秋本氏が瀧内とともに〝ダブル本命〟として名前を挙げるのが『茜色に焼かれる』(5月公開)で主演した尾野真千子だ。

「尾野といえば、こちらも高島礼子の『さまよえる脳髄』とともにお宝映像となっている初期作『真幸くあらば』(10年)での〝すっぽんぽん慰めシーン〟が半ば伝説化しています。あれから10余年、鳴りを潜めていた尾野が熟女になって、色香スロットル全開の逸品がコレです」(映画リポーター)

彼女が演じるのは、コロナ禍で生活がさらに苦しくなっていくシングルマザー。昼は花屋でバイトしつつ、夜はもっと稼ぎのいいピンサロ嬢を掛け持ちすることになる設定だ。この風俗の〝お仕事〟ぶりがリアリティー抜群なのである。

やや場末のピンサロで、店内にはパーテーション替わりにビニールシートが天井から吊り下げられ、ピンサロ嬢もマスク姿で接客するあたりがコロナ禍を象徴している。

「若い客に『ババアか』と屈辱的な言葉を浴びせられるシーンがありますが、熟女好きのボクが客なら、お相手が尾野真千子と知ったら『ブラボー!』と叫びますけどねえ(笑)。それほどに彼女の演技は崇高ですらあります。『私がコロナだったらどうする? ゴムしてるから伝染らないけど』『まあ、頑張りましょう』などの名台詞も感動的です」(前出の秋本氏)

顔を埋め、ジュポジュポジュポと猥雑な音を立てる尾野。ズバリが映るわけでもないが、熟美顔を歪めながら一生懸命に〝上下〟させる具体的な奉仕ぶりは、『失楽園』(97年)の黒木瞳に匹敵するほど記憶に残る〝熱演〟であった。

「このほかにも、学生時代に想いを寄せていた男性と再会し、ラブホテルでいざ、の際どいシーンも披露しています。かつては〝C級〟の尾野でしたが、熟女の現在は肉付きが増し、〝E級〟ともっぱらです。このシーンでは暗がりでチラチラとではありますが、そのフォルム全体と先端が拝めますよ。彼女、石井裕也監督に『私の、どうや?』とわざわざ聞いてきたそうで、自信のほどが窺えますね」(映画関係者)

この映画と同時期の5月に公開された『明日の食卓』でも尾野の演技は光り、各映画賞で主演女優賞候補の筆頭とも目されているので、トクとご覧あれ。

~Part2に続く~

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