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初詣に行く前に!“たった1分”でマスターする寺社参拝のマナー

(C)週刊実話Web

正月、その年初めて社寺に参詣することを初詣という。

寺社の違いだが、神社は神道の神を祭り、祭祀や参拝のための施設や建物のこと。寺は仏像を安置し、仏教の行事を行う建物を指す。

神社には鳥居がある。鳥居より内側は神様の領域となるので、鳥居をくぐる前には軽くお辞儀をしよう。鳥居を抜け、参道を歩く際には、中央を通らないようにする。神様の通り道なので、真ん中は歩かないことが礼儀とされているからだ。

参拝の前に手水舎で身を清めよう。もちろん、コロナの感染予防のため、すべてマネの動作で構わない。柄杓で水をすくい、左手、右手の順で手に水をため、口をすすぐのが基本だ。

そして、いよいよ参拝となるのだが、まず拝殿に着いたら姿勢を正す。そして賽銭箱に賽銭を入れる。参拝の仕方は、ほとんどの神社が「二礼・二拍手・一拝(一礼)」となっている。まず鈴を鳴らし、2回、深くお辞儀をする。胸の前で2回拍手し、心を込めて祈る。最後にもう一度深くお辞儀をして終了だ。

神社を去る際も、鳥居でお辞儀をすることを忘れないように心掛けよう。

参拝期間は「松の内」までが一般的

一方、寺での参拝だが、神社同様、山門をくぐる前に一礼し、手水舎がある場合は、神社と同じ順番で清める。また常香炉がある場合はその煙を浴びて体を清める。参拝方法は、まず賽銭箱に賽銭を入れて、鈴がある場合には3回鳴らす。そして静かに手を合わせて祈願し、「南無阿弥陀仏」など本尊の名前を唱える。最後に一礼して終わる。また帰る際は鳥居と同じく、山門でお辞儀をしてから去ろう。

初詣の参拝期間は決まってはいないが、正月の「三が日」か、元旦から7日の「松の内」までが一般的。遅くとも旧正月(2022年は2月1日)までには終えよう。

これで曖昧だった参拝もバッチリ決められるはずだ。

【神社編】
①軽く一礼して鳥居をくぐる
②参道は中央を避けて歩く
③手水舎では左手、右手、口の順で
④賽銭を入れて鈴を鳴らす
⑤二礼・二拍手・一拝をする
⑥帰るときは鳥居で一礼する

【寺編】
①軽く一礼して山門をくぐる
②手水舎では左手、右手、口の順で(神社と同じ)
③常香炉があれば煙を浴びて身を清める
④賽銭箱に賽銭を入れる
⑤鈴がある場合は3回鳴らす
⑥「南無阿弥陀仏」など本尊の名前を唱える
⑦最後に一礼する
⑧帰るときは山門で一礼する

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