(画像)Robert Przybysz / shutterstock
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北京冬季五輪『ロコ・ソラーレ』を待ち受ける中国製“CO2冷媒機”の悪評

12月16日、カーリングの北京冬季五輪出場を懸けた最終予選が開かれ、世界ランク7位の平昌五輪銅メダリスト「ロコ・ソラーレ」が1次リーグ最終戦でトルコに敗退。プレーオフに回り、同2位の韓国と戦い、8対5で下した。


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韓国とは1次リーグで対戦して快勝していた。そのせいか、スキップの藤澤五月は「チームの状態は悪くないし、集中力も保てている」と前向きに語っていた。


「仮に敗れたとしても、五輪出場の可能性は消えませんでしたし、藤澤たちの2大会連続出場はほぼ確実だった」(スポーツ紙記者)


しかし、本当の敵は韓国ではない。通称「アイスリボン」と称される北京五輪の本番会場である。人工製氷機によって張り巡らされたリンクが独特なのだ。


「アイスリボンは大会場です。スピードスケート、フィギュア、カーリングの各競技を同時に行えるほど大きい。ただ、今大会で中国が使用する製氷機は、二酸化炭素(CO2)を冷媒に使うらしいのです」(同・記者)

「氷を読む」カーリング競技にとって非常に厄介

海外選手には公開されていないため、まだ詳細は不明だが、環境問題を考慮して世界中でCO2冷媒機は普及過程にある。

しかし、水が氷に変わる時間が異なるためか、「欧州のスケートリンクよりも柔らかい」という情報も一部で囁かれていた。そうなると「氷を読む」カーリング競技にとっては、非常に厄介なことになる。


「主要各国が政府高官を現地派遣しないと発表し、中国もスポーツに政治を持ち込むなと応戦しています。日本は札幌市が2030年の冬季五輪会場に立候補するため、中国をけん制する他国と足並みをそろえられません。国際オリンピック委員会(IOC)副会長の1人が中国人で、それなりの権限を持っていますからね」(スポーツ紙記者)


北京五輪では、事前の会場視察やテストをできないとも予想されている。2大会連続のメダル獲得を目指す上で、CO2冷媒機は難敵となりそうだ。


もっとも、中国製だから別の意味で怪しいという声も聞かれるが…。