Jリーグ橫浜FCのキングカズこと三浦知良選手に、8クラブからオファーが殺到しているという。今季のカズは公式戦4試合に出場するも、スタメンはゼロ。リーグ戦には、わずか1分しか出場していなかった。
サッカー評論家のセルジオ越後氏からは、「カズはプロフェッショナルのお手本、日本の宝。ただ、ここ何年も試合にほとんど出ない、得点もない。他のチームは厳しいのに、何で横浜FCはカズをあんなにかばうんだと。(チームが)勝つのはサポーターへの義務。カズであれ誰であれ、貢献しない選手が去っていかなかったらJリーグはしぼんでいく」と苦言を呈されていた。
「セルジオさんの指摘とは裏腹に、カズには現在、兄の三浦泰年氏がGMを務めるJFL(4部相当)の鈴鹿FC、高知ユナイテッド(JFL)、FC大阪(JFL)、関西1部(5部相当)のおこしやす京都、J2のFC琉球、J3のYSCC橫浜、海外のアルビレックス新潟シンガポールからオファーが届いています」(スポーツ紙記者)
翼君とカズさんの“化学反応”
そんな中、新たにカズにオファーしたクラブが注目されている。
「伝説的なサッカー漫画『キャプテン翼』の作者である高橋陽一氏がオーナーの関東一部(5部相当)南葛SCです。高橋オーナー自ら、大阪で自主トレ中のカズの元を訪れ、入団交渉を行うほどの熱の入れようです」(同・記者)
交渉後、取材に応じた高橋氏は、「チームの価値を上げるためにもカズさんにぜひ来て欲しいと思った。翼君とカズさんの化学反応で、すごいことが起きるのではないかなと。漫画で言うとわくわく感、おもしろいことができるなと。話題にもなるし、葛飾区も盛り上がる」と、オファーした理由を明かした。
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— グランドジャンプ (@GrandJump) December 2, 2021
急に騒がしくなったカズの現状に、ネットは賛否両論。
《7クラブの目的は戦力強化では無く集客効果に期待している事は、火を見るよりも明らか。大学であれば、名誉教授。企業であれば、特別顧問。名誉職的扱いなので、純粋に選手としてプレーできるかは疑問?!》
《50代としては信じられないくらいフットワークが軽いのですが、やはりスピードが圧倒的に遅いですし、練習でもパス出しの前にシザースなどのフェイントをやってりしてますけど、あれに引っかかるディフェンダーいるのか?ってくらいです。本気で続けるのであれば、J1,J2,J3,JFLどこでもいいので、20試合に出て5ゴールくらい奪ってくれないと、通用するなんて言えない》
《個人的にはJFLや地域リーグで闘うカズなら見たい。Jリーグ開幕を知る男がJリーグ入りを目指すアマチュアクラブを導くというのは、カズにとってモチベーションになるんじゃないかな?Jリーグでは、J3でもスタメン起用は厳しそう》
【《》内はすべて原文ママ】
これまでは、50歳を過ぎても現役にこだわるカズをリスペクトする声が多かったが、セルジオ氏の発言以降、批判的な意見も目立つようになった。カズ本人が、どんな形で現役を終えたいのかは誰にも分からないが、自分が納得するまでピッチに立ち続けてもらいたい。