神田沙也加さん (C)週刊実話Web 
神田沙也加さん (C)週刊実話Web 

神田沙也加さんの報道で「いのちの電話」に賛否?「20秒毎に10円…」「余計に落ち込む」

神田沙也加さんが12月18日に急逝したことを受け、日を追うごとにメディアの報道が過熱している。近年、こうした有名人の〝自殺が疑われる〟ケースを報じる場合、必ず最後に「いのちの電話」や「こころの健康相談統一ダイヤル」といった相談窓口の電話番号などが紹介されるようになったが、一部の相談者からは〝不満の声〟も上がっているという。


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「いのちの電話」は、1953年に英国で始まり、その後、全世界に活動の輪を広げた。日本でも市民活動として広まり、現在、国内に50センター、約6000人のボランティア相談員が活動しているというが、近年はコロナの影響で3密を避けるために相談員の数が減少傾向にあるそうだ。


ネット上の匿名掲示板には、「いのちの電話」に関するスレッドが複数あり、利用者の〝生の声〟が書き込まれている。
《相談したらいろいろ援助を受けました。悩んでいるならまず電話してみたほうがいいですよ》

《思い切って電話したら女性が出た。優しく話を聞いてくれたな》


《職場の人間関係が辛くて地元のいのちの電話にかけました。親身にアドバイスしてくれてすごく助かった。あの時の相談員さんには本当に感謝しています》

相談員も心身ともに疲弊する

こうした感謝の声が寄せられている一方で、的確なアドバイスが受けられず、少なからず不満を感じた人もいるようだ。
《「ナビダイヤルでお繋ぎします。20秒毎に10円でご利用いただけます」で、マジ萎えた。話が長引けば長引くほど金が掛かる》

《不妊治療中の鬱で泣きながら相談したら「そう言う相談はたくさんきますよ。まだあなたはいい。結婚できなくて悩んでる人も多い。あなたは結婚できてるから』と励まし?を受けました。違うだろと思った》


《これマジで繋がらないし、私の話なんてやっぱり誰も聞いてくれないんだって余計に落ち込むことなるよ》


《なかなか繋がらなくてやっと繋がったと思ったら、「大変だったわね」としか言われなかった。ぬいぐるみにでも話しかけてた方が良かったなと後悔しました》
「相談員の数が減少しているため、最近はなかなか電話が繋がらないという声も上がっていますね。相談員はボランティアで、約1年半の養成研修を終了した後、認定を受けます。応募資格は〝電話相談を担当できる心身の健康を有する方〟。連日様々な人から相談を受け、相談員のほうが心身ともに疲弊してしまうケースが多いのも事実です」(全国紙記者)

とはいえ、「相談したことによって心が軽くなった」という人がほとんどなので、悩みを抱えている人は一度、電話していただきたい。