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JRA重賞『朝日杯フューチュリティステークス』(GⅠ)本誌競馬班“厳選”軸1頭+相手5頭!

(C)JRA
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阪神開催となって今年が8回目。過去7回の3連単は、上位人気3頭が1~3着を占め26倍と低配当に終わった年を除けば、すべて3万円以上。10万円オーバーも2回出ており、波乱含みの重賞となっている。

★軸馬=セリフォス
新馬、新潟2歳S、デイリー杯2歳Sと、無傷の3連勝でここに駒を進めてきたセリフォス。3勝しているのはこの馬だけで、重賞2勝ももちろん最多。他に重賞勝ち馬が1頭しかいないことを考えれば、実績は頭一つ抜けている。阪神開催となった過去7年、10月以降のマイル重賞を1番人気で勝ってここに臨んだ馬は【2・0・2・0】と全馬が馬券絡みを果たしており、データ的にも最有力と言っていいだろう。

★相手=ジオグリフ
新馬、札幌2歳Sと、こちらも無敗のジオグリフ。札幌2歳Sは、スタートひと息で後方からの競馬となったが、向正面からポジションを上げていき、その勢いのまま直線に向いて先頭に立つと、後続に4馬身差をつける圧勝。かなり荒っぽいレースぶりだった。メンバーが強くなる今回、さすがにあの形を再現するのは難しいだろうが、デビュー戦は東京芝1800メートルで33秒8の上がりを繰り出して勝っているように、脚の使いどころに柔軟さはある。デビュー戦からコンビを組んでいるルメール騎手の手綱さばきにも注目。

★相手=ダノンスコーピオン
こちらも、土つかずで連勝中のダノンスコーピオン。2戦ともクビ差の辛勝だが、新馬戦で2着に負かしたルージュラテールは、その後、未勝利と白菊賞を勝ち、2戦目の萩Sで2着だったキラーアビリティは、未勝利をレコード勝ちしていた好素材。中身の濃い2連勝だった。阪神マイルで新馬勝ちを決めており、コース経験があるのも頼もしい。

穴は追わせるタイプのヴィアドロローサ!

★相手=プルパレイ
前走もマイルだった馬が好成績を残しているこのレースだが、今年はそのパターンが少ない。それならデイリー杯2歳Sから臨むプルパレイを狙う手はある。その前走は、逃げて4着だったが、セリフォスから0秒3差で、かわされてからも粘り強さを見せていた。3走前は新潟マイルで2歳レコードを叩き出しており、スピードも秘めている。過去4戦ともM・デムーロ騎手が騎乗しており、クセも掴んでいるはずだ。

★相手=ヴィアドロローサ
前走の京王杯2歳Sは、発馬後に隣の馬から派手にアタックされ、後方からの競馬を余儀なくされてしまったヴィアドロローサ。メンバー中最速の上がりで詰め寄るも、前残りの流れでは8着までが精いっぱいだった。当時の鞍上・横山武史騎手も「不利がなければ勝ち負けだった」とコメントしていたほど。デビュー2連勝はいずれも芝1200メートルだったが、追わせるタイプで、もっと距離があったほうがよさそう。穴ならこの馬だ。

★相手=ドーブネ
セリで5億円級の値がついたディープインパクト産駒ということで、やや話題先行の感もあったドーブネだが、デビュー2連勝とここまでは結果を出している。前走1着のディープ産駒は、過去7年で【3・0・2・2】と7割以上が3着以内に好走。登録馬の中で、同産駒の牡馬はこの馬だけなら、買い目に入れる価値はある。

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