(画像)Asier Romero / shutterstock
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紀平梨花“ぶっつけ本番”の試練…揺れる北京五輪・日本代表選考会

紀平梨花は羽生結弦になれるのか…。


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フィギュアスケート界が揺れている。12月9日から始まる予定だったグランプリ(GP)ファイルが中止となり、その一報と同時に「全日本選手権(同22日開幕予定)はできるのか?」という声も聞こえてきた。


今シーズンのGPファイナル(大阪)は、新型コロナウイルスの新たな変異種「オミクロン株」の感染防止のため、日本スケート連盟とスポーツ庁が協議して開催を見送った。これで全日本を開催すれば、明らかな矛盾が生じる。


この時点で女子選手たちは全日本の「中止」を念頭に入れつつ、来年2月の北京冬季五輪までの調整を覚悟していた。


「心配なのは紀平です。右足関節骨軟骨損傷で主要大会への出場を見送ってきましたが、全日本選手権で状態を確かめる予定でした。ある程度の好成績を残し、五輪出場を視野に入れておきたかったはず」(スポーツ協会担当記者)

隔離期間が必要で調整も難しく…

五輪出場権を争う日本の主要選手たちは、ほとんどが海外を拠点としている。帰国するならある程度の隔離期間が必要となり、調整も難しくなるだろう。

特に紀平は回復が遅れているとされ、右足首に負担がかかるジャンプ、着地ともどこまで回復しているのか、やってみなければ分からない状態なのだ。


「感染防止の観点から、ウインタースポーツの主要大会は、ほとんどが中止になるでしょう。男子では羽生も故障で出場を見送ってきましたが、彼は2018年の平昌五輪で〝ぶっつけ本番〟をやってのけた実績があります。今回は羽生、紀平ともに、そうなる可能性が出てきました」(同)


好成績を挙げた〝新星〟が取って代わる可能性もゼロではないが、選手選考委員は紀平の実績を高く評価している。しかし、ぶっつけ本番にしくじれば、赤っ恥をかくことは必至だ。


19歳の女子には大きすぎるプレッシャーで、フィギュアの選手選考は大揺れになりそうだ。