12月14日にサントリーホールで開催された『読売日本交響楽団第613回定期演奏会』で、演奏終了後に客同士の乱闘騒ぎが勃発。「まるでプロレス興行のようだ」と話題になっている。
このコンサートは、今年ショパン国際ピアノコンクールで入賞を果たして一躍注目を浴びたピアニスト・小林愛実さんが出演するとあって、チケットが早々と完売。小林さんは、ショパンのピアノ協奏曲第1番やプロコフィエフの交響曲第5番を演奏し、「すごい迫力」「引き込まれた」と大絶賛だった。
しかし、演奏終了後、多くの拍手が鳴り響く中、トラブルは勃発した。男性観客同士が突如、小競り合いを始めて乱闘に。その後、流血する騒ぎにまで発展し、会場は一時、騒然とした雰囲気に包まれたというのだ。
「いいパンチ入ってましたね」
会場に居合わせたツイッター民からは、興奮した様子の〝実況〟が相次いだ。
《サントリーホールの読売日本交響楽団、演奏終了後にPブロックで乱闘発生。流血者が出ています》
《乱闘の理由はわかりませんが、いいパンチ入ってましたね》
《間違っているかもですが、前列の人が後列の人に何かを言ってから乱闘になったように見えました。かなり流血(鼻血?)してました》
【《》内は誤字・脱字以外原文ママ=以下同】
このツイートに、ネットは大盛り上がり。
《サントリーホールで乱闘とかつまらないネタかと思ったらマジかよ!w》
《Pブロックで乱闘って、ホール全員から丸見えじゃん。恥ずかしいなぁ》
《小林さんのプロコフィエフの演奏で興奮しちゃったのかなw マジで大の大人がなにやってんだよ》
《プロレスファンよりメタルファンより実は血の気の多いクラシックファン》
こうした指摘に、《乱闘は僕も初めて見ました でもクラシック好きな人って僕も含めて変な人わりと多いですよ》とツイートするファンもいた。
「どうやら前後の席の客同士で揉め事があったようですね。ケンカの理由はわかりませんが、椅子の背中を蹴られたとか、上演中におしゃべりをしていたなどといったマナー違反が原因かもしれません。クラッシックコンサート会場で乱闘が起こったことに驚かれた方もいるでしょうが、実はこの手の小競り合いは少なくありません。今回は時節的にマスク絡みかもしれませんね」(音楽ライター)
最近は、クラシックのコンサート会場でこうしたマナー違反が多発し、関係者を悩ませているという。
「格闘技イベントなどは、対戦する選手のファン同士が熱くなって乱闘に発展することがあっても、会場には各団体に所属する猛者がひしめいていますからね。素人同士のケンカなど、一瞬で制圧できますが、クラシックの会場では止めに入れる人もいなかったんじゃないでしょうか」(スポーツ紙記者)
普段おとなしい人のほうがキレると怖い。紳士・淑女しか集まらないような場所でも、マナー違反には注意しよう。
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