
無観客で行われた全米オープンを制し、グランドスラム3勝目という偉業を成し遂げた大坂なおみ。同大会では、人種差別に抗議するため、警察官などに殺された黒人被害者の名前をプリントしたマスクを着用し、注目された。
「この抗議行動に対し、世界中から賞賛の声が上がりましたが、大坂本人は〝あること〟に怯えていたそうです」(米特派記者)
大坂が怯えていたのは、アメリカの警察や白人至上主義者ではない。「スポンサー離れ」だというのだ。
「米経済誌『フォーブス』が今年5月に発表したスポーツ選手の年収ランキングで、大坂は世界の女子プロスポーツ選手のトップに輝いている。調査の対象となった2019年6月から今年6月までの大坂の年収は約3740万ドル(約40億円)で、史上最高額。過去4年にわたって1位の座を守り抜いた同じ女子プロテニスのセリーナ・ウィリアムズの金額は3600万ドル(約38億円)でした」(同・記者)
純粋に賞金額だけを見ると、大坂の340万ドルに対し、セリーナは400万ドル。元世界女王から年収トップの座を奪い取った大坂の勝因は「スポンサー収入」の差だった。
コロナの影響で“世界一”の座も安泰ではない!?
「ナイキやヨネックスといったテニスに関連するスポンサー以外にも、世界的ブランドのマスターカード、カップヌードルの日清食品や資生堂などの日本企業まで幅広く契約している大坂。本人がインタビューで答えていますが、メインの日本企業はアスリートなどが政治的、思想的な発言をすることを嫌いますからね。抗議のマスクは、相当な覚悟がいったはずですよ」(広告代理店関係者)
加えて、コロナによる影響が一部企業を直撃。大坂のスポンサーの1社である全日空は創業以来の危機的な状況が続いている。
「そもそも全日空や日産自動車は、日本人選手として出場する大坂と、東京五輪がらみで契約をしています。その五輪すら中止のウワサが絶えないのですから、今後も大坂が〝世界一稼ぐ女性アスリート〟でいられる保証はどこにもないのです」(同・関係者)
悩みのタネは尽きない。
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