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坂上忍『バイキングMORE』“パワハラ疑惑”を「美談」で終わらせる大御所ぶり

坂上忍
坂上忍 (C)週刊実話Web

俳優の坂上忍がMCを務めるフジテレビ系『バイキングMORE』が、来春の改編をもって終了する。

「坂上は、自身のライフワークである〝動物の保護活動〟に全力で取り組みたいと、自ら番組の卒業をフジに申し出たとされています」(スポーツ紙記者)

局側もこれを受け入れ、前身番組の『バイキング』を含め、8年間の歴史に幕を下ろすという。

「春からの新番組の詳細については未定ですが、坂上は〝引退〟というわけではなく、芸能活動は続けると宣言しています。本腰を入れるという〝動物保護活動〟についても、同局系で放送中の冠番組『坂上どうぶつ王国』内で今後も密着を続けるそうです」(同・記者)

坂上を“戦犯”にしたくなかった!?

番組終了発表後、初のオンエアとなった12月13日の生放送では、スタートこそ「今週も始まりました。『バイキングMORE』」と通常どおりの挨拶で始めた坂上だったが、エンディングで伊藤利尋アナウンサーから、番組終了について振られると「その話するの? 生放送で?」とニヤリ。この日に発表された『今年の漢字』にかけて「卒」と記したフリップを掲げ、経緯を説明したのだ。

「8年ですか。帯で関わらせていただいて丸7年くらいですけど、7年間の大半を、肉体的にも、つたない脳みそもバイキングを中心にお仕事をさせていただいてきたんですけど、ちょっと来年55(歳)になりますので、どこかのタイミングで、『動物好きのおじさんとしての時間を、もうちょっといただけませんか』というお話をさせていただいた」

自分の代わりのMCとして野々村真を推していたという冗談を挟みながら「本当に皆さんにかわいがっていただいて8年も続けられたことに感謝しかない」と締めくくった。

「同番組は、過去にレギュラー出演していた宮迫博之、サンドウィッチマン、YOU、小籔千豊らがこぞって卒業。いずれも坂上のワンマンさについていけなかったとされ、スタッフへのパワハラなども報じられていた。このところ、同番組の視聴率は民放キー局最下位が定位置でしたからね。坂上の高額なギャラもネックとなった、事実上のリストラですが、坂上を〝戦犯〟にしたくなかったので美談で終わらせたんですよ」(他局の情報番組スタッフ)

本業ではほとんど仕事がなくなり、毒舌と潔癖症のエピソードだけがウケてバラエティー番組に呼ばれていた役者がMCになり、いつの間にか大御所になっていた。

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