社会

シニアに厳しいクレジットカード~ニッポンを支える「隙間ビジネス」舞台裏

「隙間ビジネス」舞台裏
「隙間ビジネス」舞台裏 (C)週刊実話Web

キャッシュレス決済も普及が進み、今や生活に欠かせない手段となった。

その中心に位置するクレジットカードの普及率も伸びているが、定年退職後にクレカを作ろうとすると、年金状況によって「作れない人」が出てくるという。

「シニア世代の多くは、クレカだけでなく電子マネーやスマホ決済にも取り残されている。そもそもクレカ会社は、20~40代をターゲットにしているため、シニア世代の発行審査は年金を尺度にしている。共済年金、厚生年金はセーフですが、国民年金生活者は、審査が通らない場合が多いようです」(消費生活ライター)

残る決済手段は審査がないデビットカード…

かといって、審査のないスマホ決済アプリを使うためには、まずスマホを使いこなせなければならず、シニアの多くはデジタルに弱い上、年々、衰える視力はスマホの小さな文字についていけなくなっている。

残る決済手段はクレカと違って審査がなく、口座からすぐ引き落とされる「デビットカード」だ。

「どうしてもクレカが欲しい人は、家族カードを検討してはどうでしょう」(同)

上級国民と下級国民にはっきり分かれてしまう、シニア世代は辛い。

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