今年の大みそかのテレビ各局のゴールデン・プライム帯（午後7時から11時）は熱くなりそうだ。

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「昨年までは、NHK紅白歌合戦の次に視聴率を獲得する民放1位の座は、日本テレビ系のダウンタウン『ガキ使SP絶対に笑ってはいけないシリーズ』が〝指定席〟だった。しかし、今年の日テレは長時間のお笑い特番を放送するものの、そこまで視聴率を取れるとは思えない。そこで、民放各局はどこまで昨年の大みそかに比べて数字を上積みできるかが勝負です」（放送担当記者）

TBS系は『THE鬼タイジ　大晦日決戦in鬼ヶ島』、テレビ朝日系は3年連続で『ザワつく！大晦日』、テレビ東京系は、大物演歌歌手も多数出演する『第54回年忘れにっぽんの歌』から『孤独のグルメ2021大晦日スペシャル』につなげるラインナップで勝負する。

「鬼タイジは、フジテレビ系の人気番組『逃走中』のパクリ。石原良純、長嶋一茂、高嶋ちさ子の毒舌が人気の『ザワつく』も、わざわざ大みそかに観るかというと弱い。今年はテレ東が健闘するのではないか、との見方もあるほどの混戦です」（民放関係者）

那須川天心VS武尊が実現すれば…

そんな中、フジテレビ系では午後6時から11時45分まで格闘技イベント『RIZIN.33』を放送。昨年の同イベントの放送では第2部（午後8時～同10時半）の平均世帯視聴率が7．3％（ビデオリサーチ調べ・関東地区）を記録。前年比で2．1％のアップとなった。

「通常開催の大会は、あまり数字が取れていないため、打ち切りも囁かれていたようだが、昨年の大みそかの結果で、なんとか最悪の事態（打ち切り）は免れた。今年はウチの上層部も期待している」（フジの関係者）

12月9日には都内で対戦カードの発表が行われ、格闘家で人気ユーチューバーの朝倉未来の参戦が決定。昨年11月に敗れた斎藤裕と再戦することが発表された。

「朝倉は、11月20日にABEMAで配信された『朝倉未来にストリートファイトで勝ったら1000万円』でけがを負ったが、強行出場する。注目は、キック界の神童で来春のボクシング転向まで残り2試合しかない那須川天心とK-1王者・武尊のドリームカードが実現するかどうか。この段階でも合意に至っていないが、水面下での交渉は続いているようです。もし、天心VS武尊戦が実現すれば、高視聴率が見込めるだろう」（格闘技ライター）

もうひとつの注目は、女優・川口春奈との交際が報じられている格闘家・矢地祐介だ。

「RIZINライト級タイトルマッチで、王者のホベルト・サトシ・ソウザに挑戦する。矢地も昨年8月にサトシ・ソウザに1RTKO負けを喫している。朝倉同様、リベンジマッチで格闘技ファンにとっては楽しみなカードだ」（同・ライター）

交際相手の川口は、紅白の司会に抜擢されている。カップルで、大みそかの視聴率戦争でガチンコ勝負することになるが、〝格差〟が際立つ。

「矢地が勝利して、リング上から裏番組で司会を張る川口に公開プロポーズでもすれば話題になりますけどね」（前出・民放関係者）

ここ2戦は勝利しているが、川口との交際発覚後は連敗続きだった矢地。大みそかは「絶対に負けられない」戦いになりそうだ。