
『くすぶり中年の逆襲』著者:錦鯉〜話題の1冊☆著者インタビュー
錦鯉 長谷川雅紀(はせがわ・まさのり)/1971年生まれ、札幌市出身。趣味は温泉巡り、特技は聞き上手なこと。 渡辺隆(わたなべ・たかし)/1978年生まれ、東京都出身。趣味は将棋、特技は連想ゲーム。 2012年に長谷川と渡辺で漫才コンビ「錦鯉」を結成した。【関連】『盗撮をやめられない男たち』著者:斉藤章佳〜話題の1冊☆著者インタビューほか
――2021年は、まさに激動の年でした。振り返ってみていかがでしたか?
長谷川 やっとテレビに出ることができて、とにかく収録が終わるたびに「大丈夫だったかな?」と思う日々でした。家族や親戚、友人から「テレビ見たよ」と言われたのが一番うれしかったですね。
渡辺 昨年の「M-1グランプリ2020」決勝に出た後から、メディアのお仕事をたくさんいただいて、本当にありがたかったです。今は子供の頃から憧れていた世界でお仕事をさせてもらっていますが、正直、まだあまり実感が湧いていません。
――コンビを組んだきっかけは?
渡辺 10年くらい前はお互いピン芸人でやっていましたが鳴かず飛ばずで、軽い気持ちで雅紀さんに声を掛けて現在に至っています。最初の頃は台本通りのネタをやっていましたが、事務所の先輩ハリウッドザコシショウさんから「雅紀さんの〝バカ〟をもっと出した方がいい」とアドバイスを受け、今の形になりました。
生まれて初めてテレビを買いました
――売れる前は極貧の日々だったそうですね。どんな生活だったのですか?長谷川 とにかくお金がなくて、後輩によく借りてましたね。晩ご飯は食パンにマヨネーズを塗って食べてました。今は値段を見ないで買えるようになりました(笑)。あと生まれて初めてテレビを買いましたよ。
渡辺 僕は当時付き合っていた彼女に、1日500円もらって生活していましたね。毎日夕方に起きると、もらった金でタバコとワンカップを買って、近所の河川敷でどこかの中学校の野球部の練習を見ていました。
ノートに選手のデータを書き込んで、それを元に完璧なスタメンを考え終わった時に、「俺は一体何をやっているんだ!」と我に帰って、もう一度お笑いをやり始めたのはいい思い出です(笑)。
――今や〝中高年の星〟と言われています。全国の苦労が絶えないオジサンたちに、ひと言お願いします。
長谷川 僕は49歳になって初めて、「生まれて良かった!」と思いました。人によっては50歳を過ぎてからそう思う人もいるでしょう。嫌なことがあったら、一晩寝て忘れた方がいいですね。日々、楽しく笑って前向きに生きたいですね。
渡辺 今の時代、「オジサン」というと、ちょっとマイナスなイメージで捉えられがちですが、いい意味とまではいかなくても、親しみやすく感じてもらえたらうれしいですね。まぁ、オジサンにアドバイスすることは特にありません。なぜなら、私もオジサンだからです(笑)。
(聞き手/程原ケン)
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