
カール・ゴッチ「私は喧嘩などしない。おまえを殺すだけだ!」~一度は使ってみたい“プロレスの言霊”
〝プロレスの神様〟と称されるカール・ゴッチ。
【関連】古館伊知郎「2人の猪木が戦っている!」~一度は使ってみたい“プロレスの言霊” ほか
自身は「私は神様ではない」と謙遜するものの、2007年に82歳で亡くなるまで、日々のトレーニングを欠かさず、「素手で人間を殺すための研究」に余念がなかったという。
カール・ゴッチがアメリカで車を運転していたとき、後ろから煽ってくる車があった。降りてきたのは長身の若いチンピラで、見下ろすようにして「来るなら来い、このジジイ」と挑発してきた。これに対してゴッチは「私は喧嘩などしない。おまえを殺すだけだ!」と言い放ったという。
「ヤングボーイはそれでフィニッシュ。終わりだよ。私は戦いを挑まれれば、今でも本気になるよ」(『紙のプロレスRADICAL Vol.3』カール・ゴッチインタビューより)。
このときゴッチ73歳。あくまでも当人が語っていることなので、真偽のほどは定かでないが、大動脈瘤破裂で亡くなる82歳まで、気持ちの上ではファイターであり続けた。
生涯にわたって日々のトレーニングを欠かすことはなく、70歳のころにもヒンズースクワット2000回をこなしていたという。
2000年の前後、髙田延彦や船木誠勝がヒクソン・グレイシーに完敗し、他のUWF系レスラーたちも総合格闘技で苦戦すると、UWFの源流であるゴッチの技術もまた「実戦には通じない古くさいもの」などと、批判的に語られることになった。
いかに効率よく人間を殺せるか…
確かにUWFの選手たちは、ゴッチの技術を積極的に取り入れていたが、しかし、そのときにゴッチが伝授したのは、あくまでもプロレスラーとしての技術である。ゴッチにとってのプロレスとは、リングの上でレスリングの技を競うものであり、パンチやキックなどの打撃については、「防御に使うもの」との考えだったようだ。
よってゴッチがプロレス用に教えたのは、組み合った相手を押さえ込み、関節技で極めることを主眼とした技術であって、KOを狙ってくる総合の打撃を想定したものではなかった。
だからといってゴッチ自身が、打撃への対応を考えていなかったわけではない。プロレスでは「いかにレスリング技術を駆使して勝利するか」を考えていたが、それとは別に実戦を想定した技術についても研究を怠らなかった。
つまり、ゴッチはプロレスとは別の次元で、総合格闘技どころか街中のリアルファイトにも対応できるよう、常日頃から準備をしていたわけで、「朝、目覚めてから夜眠るまで、素手でいかに効率よく人間を殺せるかを考え続けていた」という。
その一方でゴッチは、リング上でのいわゆる〝シュートマッチ〟には否定的な立場だった。つまり「プロレスのリングでは堂々とレスリングの技術で勝負して、そのように公言すればいい」というのがその理由。そんなゴッチの戦いぶりは、相手側からすると「シュート」そのものであり、ゴッチ初来日時には力道山も、「強けりゃあいいってもんじゃない」と嘆いたとも伝えられる。
“プロレス的”なパフォーマンスをすることも
ゴッチ自身としては、あくまでもプロレスのリングにおいては、興行としての「プロフェッショナル・レスリング」に従事すべきとの考えであり、予定に反して対戦相手を潰すような、いわゆる「ブック破り」をしたなどの話も残されていない。60年代のアメリカマットで人気を博したバディ・ロジャースを殴打し、ケガを負わせたとする逸話はあるが、これはあくまでも控室の出来事である。
日本では新日本プロレス旗揚げ当初のアントニオ猪木との戦いが、「これぞストロング・スタイル」と喧伝され、神格化されはしたが、それ以前の試合では普通にプロレス的なパフォーマンスをすることもあったという。
しかしながら、そうした面では器用さに欠けていて、逆に本来のレスリング技術ばかりが際立つことになったというのが、プロレスラーとしてのゴッチの真の姿ではなかったか。
UWFに話を戻せば、髙田のUWFインターナショナルは最高顧問にルー・テーズを迎えるなどゴッチ色を排する方針で、レスリングやキックボクシングの専門家をコーチとして招いた。船木のパンクラスも「ハイブリッド・レスリング」を標榜しており、他競技の技術導入に積極的だった。
その結果としてヒクソンに負けたのは、あくまでも個人の問題であり、にもかかわらず「ゴッチの技術は時代遅れだ」などと言われるのは、とんだとばっちりなのである。
《文・脇本深八》
カール・ゴッチ PROFILE●1924年8月3日生まれ~2007年7月28日没。身長184センチ、体重110キロ。 得意技/ジャーマン・スープレックス・ホールド、ゴッチ式パイルドライバー。
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