岸田文雄首相が、先の衆議院議員選挙で落選した石原伸晃氏を観光立国担当の「内閣官房参与」に任命した件で、大炎上を起こしている。

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「石原氏は、首相の盟友。野党時代の自民党で、石原氏が幹事長を務めた際は首相が国対委員長として支え、9月の総裁選では石原氏が首相の支援に回った。確かに国土交通相を経験していますが、国民がノーを突きつけた人物を政府の要職で迎えるというのは民意に反していますよね。内閣官房参与の日給は2万6900円。落選して、肩書が〝石原慎太郎の息子〟だけになってしまった石原氏にとってはありがたい話でしょう」（政治記者）

この人事が発表された12月3日から、ツイッターでは抗議の意味を込めて「＃石原伸晃の内閣官房参与任命に抗議します」というハッシュタグを付けた投稿が続出。4日17時時点で4万6000件にも上った。

「ナマポ」発言動画も一気に拡散

「批判が集まっていることに対して、石原氏は『まだ十分に体力、能力ともにある』と答えています。しかし、ツイッターには、かつてテレビ朝日系の『報道ステーション』に生出演した際、生活保護のことを〝ナマポ〟と呼び、保護対象者の多くが不正受給であるかのようなコメントをした動画も投稿され、さらに炎上。いっこうに鎮火する気配がありません」（同・記者）ネットには怒りの声が渦巻いている。

《かつて報ステで『ナマポ』と口にし、生活保護の不正受給を糺すと言ったアンタこそ糺せよw》

《有権者が不要と判断した人なのに。参与もなにもないでしょう》

《能力は十分？　その能力が認められずに落選したんでしょうに(´ー｀)》

《カネで票を買うのみならず、民意で否定された者を抜擢するとは、自由民主党政権も地に堕ちたな》

《この人事に対しこの様な抗議は当然ですね。選挙で落選したと言う事は国民が石原氏を政権に参加する事を拒否した意志表示ですね。其れを無視する事は国民は許さないと思います》

《落選したら「ただの人」、それこそ元幹事長でも一般人です。そんな一般人を内閣官房参与に付ける事はあり得ない》

《当然の反応でしょ、こうなることが予想できなかった岸田内閣は終わってるし石原伸晃も恥を知れ！》

あえて目立たない閣僚を選抜し、問題発言などの揚げ足をとられないように細心の注意を払ってきた〝岸田ステルス内閣〟だったが、思わぬところで国民の反発を招いたと言えそうだ。