(画像)Viachaslau Kraskouski / shutterstock
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古市憲寿氏が“冷笑王”インフルエンサーに反論! 事実歪曲に「賢くない人」

社会学者の古市憲寿氏が、〝冷笑界の王〟こと某有名政治系インフルエンサーに不快感を示し、ネットで話題を集めている。


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コトの発端は12月2日放送の『めざまし8』(フジテレビ系)で古市氏が発したコメントだった。この日の番組は、中国の元副首相に性的関係を強要されたと告発した中国のテニス選手が安否不明になっているとの疑惑を報道。中国とスポーツを巡っては、米英が人権侵害を理由として2月に開催される北京冬季五輪のボイコットを検討している情勢もあり、古市氏はコメントを求められた。


古市氏はこれに対し、「オリンピック自体、本当はなくてもいい」とそもそもの必要性を疑問視。さらに、「五輪は平和の祭典という名目」「もちろんお題目ではあるんだけれども」と欺瞞性を指摘すると、「仮に戦争が起こっていても、人々が1カ所で集って祭典をしましょうっていう理念はすごく大事だと思う」「どんなことがあっても五輪はやってもいいんじゃないかなと僕は思う」と皮肉めいた持論を述べた。


すると、この発言を切り抜いた《古市氏が「どんなことがあっても五輪はやってもいい」と発言した》との記事と、古市氏が今夏の東京五輪に否定的な発言をした記事を並べ、《東京大会には反対だが北京大会には賛成》と拡散するツイッターユーザーも続出。このうちの1人が、冒頭で述べた政治系インフルエンサーだったのだ。

古市氏が直接反論

同ユーザーはこの画像を引用して、開催国が日本と中国とで発言が異なることを指摘し、揚げ句の果てに古市氏の精神状態を揶揄するようなツイートを投稿。まるで古市氏が〝親中派〟であるかのような印象を流布。

しかし、古市氏は同ユーザーに直接、《「オリンピック自体、本当はなくてもいい」と放送では言ったんだけどな》と反論。事実関係が異なることを指摘した上で、《まだネットニュースの見出しに踊らされるような賢くない人っていたんだ笑》とチクリ。反撃に打って出たのだった。


「同ユーザーはフォロワー8万越えの政治系インフルエンサーとして〝冷笑系の王〟と揶揄されており、その界隈では第一人者ともいえるほど著名な存在。『いいね』やリツイート数も多く、どこにも肩入れしないスタンスを自称しながら、明らかに片方の勢力に攻撃的という便衣兵的な言論が特徴です。しかし、さすがに事実関係が異なれば、攻撃された方としては黙っているわけにはいかない。古市氏の反論も当然でしょう」(フリージャーナリスト)


政治系インフルエンサーといえば、デマ拡散による名誉毀損で、著名人から訴訟される例がここのところ後を絶たない。今一度、こうした界隈の情報発信には注意が必要だろう。