レコード大賞もコロナ禍で様変わり…“接待なし”で今年こそ順当!?

大みそかに放送が予定されている『第71回 NHK紅白歌合戦』の出場歌手が、11月16日に発表された。今年は史上初めて無観客で開催されるが、その前日の30日には、毎年恒例の音楽界の一大行事『日本レコード大賞』もTBS系で生中継される。

「おそらく、紅白に倣って無観客で開催されることになるでしょう。毎年、芸能界の実力者の差配で〝裏工作〟が行われ、デキレース体質が有名ですが、今年の大賞は瑛人の『香水』かLiSAの『炎』じゃないと、さすがにおかしい。とはいえ、コロナ禍で舞台裏もすっかり様変わりしてしまいました」(音楽業界関係者)

あくまでも、表向きには各スポーツ紙や一般人の記者が審査員として、当日に投票を行い大賞などの各賞が決定することになっているが、事前に何度か審査会が行われることはあまり知られていない。

「例年、5回ほど事前の会合があり、その都度、審査員には3万円ほどの〝お車代〟が出て、そこにウマ味があった。ところが、今年は密を避けるため、2、3回ほどに減ってしまったようだ」(スポーツ紙記者)

裏で札束が飛び交っていた1980年代のレコ大

そして、さらなるウマ味もなくなってしまったという。ベテラン芸能記者が寂しそうにこう語る。

「審査員といえば、毎晩のように各レコード会社が〝夜の街〟で接待攻勢。ところが、今年はコロナの影響でそれもできない。かつてはA社がやたらと接待費を使っていたものだが、最近はレコ大候補になる歌手すらいないのでやらなくなってしまった。今年、紅白に大量の所属アーティストを送り込んだSやUのような外資系レコード会社は基本、接待はなし。1980年代に裏で札束が飛び交っていたレコ大が懐かしいね」

公明正大なことをアピールするためにも、どうせなら当日の投票の様子もオープンにしてほしいものだ。