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矢野・阪神がスアレス退団で決断!? 藤浪晋太郎「クローザー」転向案

今季リーグ2位に終わった阪神タイガースのR・スアレス投手が、残留交渉決裂により退団することが決まった。今季62試合に登板し、2年連続セーブ王に輝いた守護神がいなくなるとなれば一大事。早速、急浮上してきたのが、あの藤浪晋太郎投手の〝クローザー転向案〟だ。


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「複数のメジャー球団との接触が早くも報じられています。スアレスは考え方がスマート。あと3、4年しか野球ができないとし、その間にできるだけお金を稼いでおきたいと語っていました」(球界関係者)


スアレスとは来季までの2年契約を交わしていた。しかし、2年目の来季は契約を行使するか否かの選択権はスアレス側にあった。


矢野燿大監督は「残ってくれ!」と訴えていたが、一方で指揮官としては有事にも備える必要があった。


「新外国人投手を探したとしても、スアレスと同じ働きを期待するのは酷。トレードも厳しいでしょうし、中継ぎの岩崎優を転向させるのも良策とは言えません」(在阪記者)


中継ぎ投手としての藤浪の評価は両極端だ。いい評価は、160キロ超えを連発でき、直球一本で勝負できるというもの。しかも、197センチの大男が足を高く上げ、全身を躍動させて投げ込んでくるため、対戦バッターに恐怖すら感じさせる。

新たな役目を与えてやった方がいい…

「ところが、ノーコン病が始まったら止まりません。来季はプロ10年目。なのに投球フォームが定まらないんですから、引退するまで直らないのでは…」(前出の球界関係者)

藤浪で勝ちゲームを落とすことも…。まだ決断できていない理由はこのあたりにありそうだが、しかし他に適任者がいない。


「前任の金本監督時代、阪神フロントは『藤浪を球界を代表するエースに育ててほしい』と言っていました。精神的にも悩み、長い不振に見舞われてしまいましたが、本人もこのままではヤバいと思っているはず。藤浪には自分がどうなりたいかではなく、チームにどれだけ貢献できるのかを一番に考えてほしい」(同)


矢野監督は厳しいことも言うが、今季の開幕投手に藤浪を指名した。まだ見捨ててはいないのだ。


「先発登板させ、好スタートを切っても、次のイニングで突如ノーコン病を発症。それで二軍降格となり、しばらくたって、また先発。近年はその繰り返しでした。新たな役目を与えてやった方がいい」(同)


正式な打診がされたら、藤浪は快諾するのか…。矢野監督は四球連発でもトコトン付き合う覚悟である。