
その年話題となった新語・流行語を決定する年末恒例の「2021 ユーキャン新語・流行語大賞」が1日に発表され、米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平選手の『リアル二刀流/ショータイム』が年間大賞に輝いた。
そのほか、TOP10は『うっせぇわ』『親ガチャ』『ゴン攻め/ビッタビタ』『ジェンダー平等』『人流』『スギムライジング』『Z世代』『ぼったくり男爵』『黙食』が選出された。
選考委員は、姜尚中氏(東京大学名誉教授)、金田一秀穂氏(杏林大学教授)、辛酸なめ子氏(漫画家・コラムニスト)、俵万智氏(歌人)、室井滋氏(女優・エッセイスト)、やくみつる氏(漫画家)、大塚陽子氏(「現代用語の基礎知識」編集長)といった錚々たる面々だ。
投打にわたる活躍で日米を沸かせた大谷の大賞に異議を唱える者はいないだろうが、一方で〝リアル二刀流〟という言葉自体には疑問の声も広がっている。
《そもそもリアル二刀流ってなに?w 普通に二刀流でよくないか? 意味が分からないんだけど》
《リアルの意味が分からん。変な言葉勝手に作って流行語もないだろ》
《二刀流なら分かるけどリアルってなんだ? もうこんないい加減な賞やめろよw マジでどうでもいいわ》
2013年と2018年にもノミネート
これより早く、有吉弘行はラジオ番組で異を唱えていた。
「リアル二刀流は、はっきり言って宮本武蔵だけだからね。だってリアルでしょ?リアル二刀流ということは刀を2本持たないといけないでしょ。それがリアル二刀流でしょ」
実は、『リアル二刀流/ショータイム』というのは、今年のノミネートにあたって「後付け」した言葉だという。
「そもそも『二刀流』は2013年に、『翔タイム』も2018年に一度ノミネートされていて、どちらも落選しています。そのため、今年は新たに言葉を微妙に変えたようですね。あくまでもお祭りイベントですから、あまり目くじらを立てるのは大人げないですが、意味の分からない言葉に違和感を抱く人が続出するのも当然です」(スポーツ紙記者)
〝二刀流〟か〝リアル二刀流〟か、当の大谷本人に決めてもらうのはどうだろうか?
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