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JRA重賞『ジャパンカップ』(GⅠ)本誌競馬班“厳選”軸1頭+相手4頭!

(C)JRA
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昨年はアーモンドアイが勝ち、牡牝の三冠馬2頭が続くという堅い決着となったが、それも含めここ4年は、5番人気以内が3着までを独占しており、波乱は起きていない。

なお、過去10年で、外国馬は29頭が出走し馬券絡みはゼロ。今年は3頭エントリーしているが、いずれも欧州馬。日本の速くて硬い芝に対応できるかがカギだ。

★軸馬=コントレイル
大阪杯3着後はじっくり休養を取ったコントレイル。満を持して臨んだ天皇賞・秋でも、直線で差を詰めながら、ゴール前は勝ったエフフォーリアと脚色が同じになってしまい、かわすことができず2着に終わった。ただ、このジャパンCはラストラン。休み明けの前走を叩いてピークの状態に仕上げてくるはず。ここに出てきたダービー馬4頭の中で、複数のGⅠを勝っているのはこの馬だけ。最後に三冠馬の意地を見せてくれると信じたい。

★相手=シャフリヤール
断然の1番人気に推されていた前走の神戸新聞杯は、不良馬場に泣かされ4着に敗れたシャフリヤール。夏休み明けで8キロ増と、やや余裕残しの仕上げだったことも響いたか。ひと叩きして、今回は調子を上げてくるに違いない。春は、このコースで2分22秒5のダービーレコードをマークし、世代の頂点に立っている。初の古馬相手でも、3歳馬で2キロの斤量アドバンテージもあり、互角以上の戦いは可能と見る。

サンレイポケット“善戦以上”を期待!

★相手=ユーバーレーベン
前走の秋華賞は、力を発揮できず13着に終わったユーバーレーベン。直線に向いて本来の伸びがなかったところを見ると、馬体重こそ2キロ増だったものの、脚部不安などで休養が長引いてしまい、トライアルを使えなかった影響があったのだろう。9着に敗れたアルテミスSの次走・阪神JFで3着に巻き返しているように、大敗のダメージは尾を引かないタイプ。斤量53キロも魅力で、過去10年、3歳牝馬は【2・2・1・4】と過半数が好走。今回と同じコースのオークスで、アカイトリノムスメを差し切った末脚を繰り出せるようなら侮れない。

★相手=サンレイポケット
天皇賞・秋は、後方からじわじわと追い上げて4着だったサンレイポケット。前走が天皇賞・秋で4着以内だった関西馬は、【3・2・3・7】と馬券圏内に半数以上が入っている。東京の重賞では、前走以外にもアルゼンチン共和国杯6着、毎日王冠3&6着など4戦すべて0秒5差以内。引き続き相手は強力だが、この舞台なら善戦以上があっても不思議ではない。

★相手=アリストテレス
昨年の菊花賞で、コントレイルとクビ差の接戦を演じたアリストテレス。4歳になってからは、年明けのAJC杯こそ勝ったものの、足踏み状態が続いていたが、前走の京都大賞典はこの馬らしいしぶとさを見せて2着と、復調気配。勝つまではともかく、馬券圏内なら十分ありそうな地力は秘めている馬だ。

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