日本テレビの日曜ドラマ『真犯人フラグ』の視聴率が、明らかな右肩下がりの曲線を描いている。
「初回世帯視聴率こそ8.4%。続く第2話が7.2%。第3話が7.3%と少し盛り返したものの、第4話が7.0%。その後、第5話が6.4%、直近の第6話が6.6%と、まさにジワジワとヤバい雰囲気になっています」(日テレ幹部)
『真犯人フラグ』は2019年に放送されたドラマ『あなたの番です』の制作スタッフが再集結したオリジナル作品。前回に続き、2クール連続で放送され、原案も『あな番』同様、秋元康氏が手掛けている。
物語は突然、失踪してしまった妻(宮沢りえ)を巡り、疑惑の目を向けられたサラリーマン(西島秀俊)が部下役の芳根京子とともに真犯人捜しに奔走するミステリー劇。間違いなく今期、日テレがイチ押しするドラマなのだが、視聴率が振るわない。その理由だが…。
「過去6回の放送から誰が犯人であっても不思議ではない展開になっていますが、強引過ぎるミスリードが鼻についてしまう。何か視聴者は置いていかれるような感覚を受けますね」(事情通)
関係者は“誘客疑惑”を否定するが…
もう1つ、視聴者離れの理由があるという。賢い視聴者にはとっくに手の内を読まれているという懸念だ。
「半年後、『続きはHuluで』という例の日テレのやり方です。多くの視聴者が『どうせ最後まで引っ張るだけ引っ張って、Huluに誘導するんだろう』という手口に気付き始めているんです」(他局関係者)
こうした日テレの『Hulu』誘客疑惑に対し、ドラマ関係者は否定するが…。
「今年は期待されていた年末の『ガキ使SP』も放送できない。コンテンツのないHuluは、このままだとNetflixやアマゾンプライムにつぶされてしまう。すでに100億円規模の投資をHuluにしているわけで、回収ができないと現経営陣の責任問題になってくる」(配信関係者)
一方では、こんな話も。
「前作の『あな番』と全く同じ流れ。つまり、映画プランも動き出したんです。来年の秋に公開予定とか」(事業部プロデューサー)
日テレフラグに、視聴者もうんざり!?
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