東京都の小池百合子都知事が〝電撃辞任〟するという情報が駆け巡っている。小池都知事は10月末から「過度の疲労」で入院し、11月21日に公務に復帰したが、「体調不良で都知事続行は困難」との見方が強まっているためだ。小池都知事の進退が注目される中、早くも後継者争いが勃発しようとしている。
小池都知事は、6月にも「過度の疲労」で9日間仕事を休んでいる。ただ、この時は東京都議選を目前に控え、自民党にも都民ファーストの会にも表立って肩入れできない中立的立場を保つため、「入院」という手段で〝緊急避難〟したとみられていた。
「精密検査を受けた小池都知事は、肺の炎症疾患の1つであるCOPD(慢性閉塞性肺疾患)の疑いが濃いと説明を受けたそうです。COPDは悪化すると息苦しさが続き、ハードな仕事を続けるのは困難。6月の際は症状が落ち着いたため、取りあえず様子見で一時退院となった。だが、69歳という高齢ですからね。本格的に治療を受けないと命に関わる危険性もあり、長期療養の決断を迫られたようです」(都庁関係者)
丸川珠代氏や片山さつき氏の名も
小池都知事が、周囲に長期療養の可能性を漏らしたことで、辞任情報が水面下で一気に広まったのだ。気の早い政界雀の間では、〝ポスト小池〟までささやかれている。
「女性後継者ということで、丸川珠代前東京五輪相や片山さつき元地方創生担当相の名前が浮上しています。政界引退した菅野(山尾)志桜里氏の名前まで挙がっているが、本命視されているのは橋下徹元大阪市長(52)です」(自民党関係者)
橋下氏は「政界復帰はない」と公言し、コメンテーターとして活動している。
「橋下氏が創設した日本維新の会は、先の衆院選で41議席と大躍進した。本人も内心では政界復帰を狙う姿勢だ。もし、維新が東京でもトップを取れば、さらに勢力を増す。維新内で〝都知事選で勝てる候補は橋下氏しかいない〟という声が、一気に高まっている」(維新関係者)
小池都知事の進退と橋下氏の動向から目が離せなくなってきた。
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