現在放送中のテレビ朝日系の人気ドラマシリーズ『相棒』で、主演の水谷豊演じる杉下右京の4代目相棒役を務める反町隆史が、来年3月まで放送されるシーズン20をもって卒業する。
反町は、2015年10月スタートのシーズン14から出演。約7年間にわたって「相棒」をつとめ、11月24日放送の第7話で、初代の寺脇康文を抜く歴代の相棒で最多となる125回の出演記録を打ち立てたが、自ら卒業を切り出したという。
水谷からは「50代を迎えるにあたって、新しい出発を切ろうとしている気持ちは、よく分かる」と理解してもらったとされ、反町は「同じ俳優として察してくださっていることを強く感じた」と、美談として報じられているが…。
「視聴者は反町さんの相棒に飽きていて、11月17日に放送された第6話は、相棒就任以来、最低の数字(平均世帯視聴率11.0%)に落ち込んでしまっています。反町さんは、水谷さんに気に入られて家族ぐるみの付き合いをするほどですが、数字に危機感を抱いた水谷さんが心を鬼にして決断したんでしょう」(テレ朝関係者)
視聴率回復の“劇薬”
同作品に関して「全権を握っている」とされる水谷の〝冷酷人事〟だったというのだ。そこで、俄然注目されるのが、視聴率回復を狙える「新相棒」の人事だ。
「たまにシリーズに登場する名物キャラの原田龍二、相棒が〝2人体制〟だった頃に登場していた浅利陽介も可能性があるが、2人では劇的な視聴率回復は見込めない。現在、もっとも有力視されているのが、以前、名前が挙がっていた元SMAPの稲垣吾郎です」(芸能記者)
稲垣は、17年9月のジャニーズ退所後、NHKのドラマへの出演歴はあるが、民放キー局のドラマ出演はない。
「民放各局がジャニーズに忖度した結果ですが、他のキー局が稲垣、草彅剛、香取慎吾といった『新しい地図』のメンバーを出演させ始めている。テレ朝も、今年の夏には香取を情報番組に出演させて距離を縮めている。新相棒で起用となれば話は別だが、視聴率回復の〝劇薬〟として稲垣は可能性が高い」(同・記者)
次の相棒が誰になるのか「気になりますねぇ」。
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