(画像) Jihan Nafiaa Zahri / shutterstock
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大谷翔平が「国民栄誉賞」を固辞! あぁ、松井秀喜氏が笑いモノに…

米大リーグ、ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平が予想通り「国民栄誉賞」を辞退していたことが、11月22日、松野博一官房長官より発表された。


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「シーズン後半の本塁打40本、投げて8勝ぐらいのころから、MVPは確実といわれていました。MVPを取ったら、国民栄誉賞の話も出てくる。でも、その時点で辞退するだろうという見方も圧倒的でした。そもそも国民栄誉賞は選考基準があいまいで、政治宣伝に利用されるだけですからね。大谷は最初から受ける気などなかったでしょう」(スポーツ紙記者)


最終打撃成績は本塁打46本、打点100、打率257。投手では9勝2敗、防御率3.18、奪三振156でア・リーグのMVPに満票で選出された。


「同年齢のフィギュア選手・羽生結弦が受賞していますので、大谷本人が言う『まだ早い』ということはありません。要はこの賞に特段、魅力を感じていないのでしょう」(同・記者)


国民栄誉賞は、とにかくその選考基準が不透明。過去に水泳の北島康介氏がアテネ五輪、北京五輪の2大会連続100&200メートル平泳ぎの2種目ダブル金メダルを獲得。驚きの大偉業にもかかわらず、推す声すらなかった。

時の総理が“会いたい人”に贈られる!?

「ところが、2013年に長嶋茂雄氏、巨人と大リーグで活躍した松井秀喜氏が同時に受賞。松井氏は大リーグでのタイトルはなく、目立った成績も残せずに引退。長嶋氏に国民栄誉賞を出すタイミングをひねり出すため、松井氏の引退を強引に抱き合わせとしたのです。長嶋氏に失礼だったし、タイミングなど関係なく長嶋氏だけで誰もが納得したはず。よく分からない松井氏に贈ってしまったことで、賞の権威が大失墜したのです」(同)

国民栄誉賞の辞退は大谷ばかりではない。1983年に「世界の盗塁王」といわれた福本豊氏が「そんなんもろたら、立ち小便もできへんようになる」と固辞。この言葉は大きな話題になった。さらにイチロー氏は数々のタイトル、記録を作りながら三度も辞退している。


「最も不思議がられているのが、柔道男子60キロ級で五輪3連覇を果たした野村忠宏氏がもらっていないこと。国民栄誉賞は内閣総理大臣表彰の1つで、結局は総理が会いたい、売名に使いたい〝お手盛り私物〟です。だからイチロー氏などは受ける気がなかった。スポーツの政治利用、介入はあってはならないこと。大谷も今後、どんなに活躍しても無視したいでしょう」(スポーツライター)


もっとも、何事にもデキ過ぎな大谷なら「尊敬する先輩方と同じ賞をいただけて光栄です!」と、しっかりオトナの対応を見せそうでもあるが…。