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わくわく『地方競馬』情報~第54回ハイセイコー記念/第37回プリンセスカップ

『地方競馬』情報
『地方競馬』情報 (C)週刊実話Web

ダート競馬の祭典『ジャパンブリーダーズカップ』が終わり、戦いの場は次の時代を担う若駒たちへと託されつつある。

秋の2歳チャンピオンシリーズ「未来優駿2021」の第10戦で、歴史ある秋の2歳馬マイル戦『第54回ハイセイコー記念』(SⅠ)が、11月17日に大井競馬で開催される。

1968年に青雲賞のレース名でスタートし、第5回勝ち馬で2000年に30歳の天寿を全うした国民的スターホース「ハイセイコー」の偉業を称えて、01年からハイセイコー記念と改名。昨年からグレードも「SⅡ」から「SⅠ」へ格上げされ、南関東期待の2歳馬たちが集う注目のレースとなった。

1着馬に12月の『全日本2歳優駿』(JpnⅠ)の優先出走権が与えられる。昨年は、アランバローズがデビューから無傷の4連勝をハイセイコー記念で決め、さらに続く『全日本2歳優駿』で2歳馬の頂点に立った。アランバローズや17年のハセノパイロは翌年のダービーを制しているし、15年のトロヴァオや12年のソルテなど、ここをステップに、一気に飛躍したトップホースの名前は数知れず。

ちなみに、72年の青雲賞で記録された1分39秒2の優勝タイムは、50年近くの歳月を経た今も破られていない。今年こそ大井競馬が生み出したスターホースを越えるような逸材の登場が待たれるところだ。

来年のクラシックへ見逃せない一戦!

次世代を担う原石の戦いといえば、14日に盛岡競馬場で開催される『第37回プリンセスカップ』(M2)も注目だ。全国各地で行われる世代別牝馬重賞シリーズ「グランダム・ジャパン」2歳シーズンのトライアル最終戦。2歳牝馬の頂上決戦でもある大みそかの『東京2歳優駿牝馬』(SⅠ)へ向け、戦いも一気にヒートアップする。

プリンセスカップ優勝馬からカクシアジ、エグジビッツの2頭がグランダム・ジャパン総合優勝を果たしており、今年もポイント上位を守る有力馬たちの直接対決が見られそう。

毎年ホッカイドウ勢が好成績を残しているが、今年は例年以上に躍進が目立つ。ホッカイドウ勢の大半は今後、全国へ羽ばたいていくスターホースの卵でもある。来年のクラシック戦線を探る上でも見逃せない一戦だ。

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