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JRA重賞『アルゼンチン共和国杯』(GⅡ)本誌競馬班“厳選”軸1頭+相手4頭!

(C)JRA
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昨年は3、9、6番人気の順で入り、3連単は20万馬券の波乱だったが、過去10年で10万円オーバーはその1回だけ。

2万円以下の堅めの決着が5回と、半数を占めている。年齢別で集計すると、若いほど好走率が高くなっており、7歳以上は10年間で36頭が出走し馬券圏内ゼロ。高齢馬は割り引いて考える必要がありそうだ。

★軸馬=オーソリティ
昨年のこのレースを制しているオーソリティ。ここまで9戦して【4・1・1・3】という成績だが、着外の3戦はいずれもGⅠ。GⅡ以下では、すべて馬券圏内に入っている。GⅡで、今回のメンバーなら中心視が妥当だろう。半年ぶりの実戦で、鞍上にルメール騎手というのは、昨年と同じ。東京芝では、他に青葉賞を勝ち、ダイヤモンドSも2着。長い直線と坂も苦にしない。

★相手=フライライクバード
未勝利、アザレア賞と連勝で臨んだ3歳春の青葉賞では、8着に敗れているフライライクバードだが、勝ったオーソリティ(3番人気)を上回る2番人気の支持を集めていたほど、当時の評価は高かった馬。そこから条件戦で力をつけ、前走は3勝クラスのムーンライトHを2馬身半差で快勝。過去10年、3勝クラス3着以内からここに駒を進めた関西馬は【1・2・3・6】と、半数が馬券圏内に好走している。父のスクリーンヒーローは、4歳時にこのレースを勝ち、その勢いでジャパンCも制し頂点に立った。血統のよさが出れば、大仕事をやってのける可能性あり。

このレース得意の戸崎騎乗レクセランス!

★相手=レクセランス
デビューから無傷の3連勝で、クラシック3戦も皆勤だったレクセランスだが、結果は⑪⑮⑯着。まだ発展途上だったのだろう。休みを挟みつつ出走した近2走のOP特別では③⑥着と復調気配が感じられる。騎乗予定の戸崎騎手は、このレースが【1・3・1・1】と大得意。鞍上のアシストにも期待したい。

★相手=マイネルウィルトス
前走の札幌記念は、中団からしぶとく伸びて4着に食い込んだマイネルウィルトス。6着までのうち、この馬以外はすべてGⅠ馬というハイレベルの上位争いに加われたことは、大きな進歩。今回は、前走より戦いやすいメンバー構成だ。距離は2000メートルまでしか経験がなく、東京も初参戦と、越えるべきハードルは高いが、こちらもスクリーンヒーロー産駒。成長力は秘めているはずだ。

★相手=サトノソルタス
前走のオールカマーでは、メンバー中最速の上がりで0秒5差6着まで詰め寄ったサトノソルタス。過去10年、オールカマーで6着以内から臨んだ馬は【2・1・1・3】と、過半数が馬券に絡んでいる。東京コースも【2・1・1・1】と得意。差し脚が活きる展開なら出番はある。

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