世界選手権3連覇中のネイサン・チェン(米国)が敗れるという、まさに〝波乱の幕開け〟となった北京五輪直前の男子フィギュアスケート。
この衝撃は来年2月の五輪本戦にも影響を及ぼしそうだが、五輪3連覇を狙う羽生結弦はどこ吹く風で、「あっ、そう」とクールに受け止めていた。
「グランプリ(GP)シリーズ第1戦のアメリカ大会で、優勝の大本命と目されていたチェンが、最終日のフリー演技で得点を伸ばせず3位に沈みました。一方、宇野昌磨は2位と好スタートを切っています」(スポーツ協会担当記者)
平昌五輪は5位と振るわなかったものの、その後は出場する大会すべてに優勝したチェン(13連勝)。北京五輪では「羽生の3連覇を阻止できるのは彼しかいない」と言われていた。
「演技中のミスが致命的でした。4回転ループに成功した後、予定していた大技がいくつか抜けた。信じられません」(同)
若手の成長にプレッシャー!?
この敗因は「つい、うっかり」ではない。世界各国の若手が大きく成長し、大技の連続でチェンに無言のプレッシャーをかけたからだ。
「米国の20歳、ヴィンセント・ゾウが初優勝しました。宇野も驚いていました」(現地取材記者)
だが、このGPシリーズ初戦の出場を見送った羽生は、ほぼ関心を示さず無反応だった。ゾウは日本の浜田美栄コーチに師事しており、何かしらの情報を得ていたのかもしれない。
「いや、自分は自分、そういう心境に達したのだと思います。コロナ禍で活動が制限される中、羽生はオンラインでブライアン・オーサーコーチに技の完成度を見てもらい、1人で練習を積み重ねてきました」(スポーツ紙記者)
フィギュア競技は世代交代がめまぐるしく、羽生のように「好敵手を見ない」ことも、一種の戦術である。新星の大技を見せられたら、余計なことまで考えてしまうからだ。
もはや羽生は「果報は寝て待て」の心境か。
あわせて読みたい
- [New] 蝶野正洋『黒の履歴書』~元横綱・曙太郎さんへの想い
- [New] 『美女ざんまい』歌手・俳優/岡崎友紀インタビュー~ドラマ『おくさまは18歳』衝撃秘話~
- [New] 木村拓哉『Believe』妻役が天海祐希になった裏事情…工藤静香が“お相手”に嫉妬!?
- [人気] めるる『くる恋』でバナナ一房をペロリ…「いくらなんでも好きすぎる」と視聴者ツッコミ
- [人気] 手越祐也“一人負け”の迷走状態で悲惨…柏木由紀とYouTubeコラボ実現なるか
- [話題] NHK女子アナの“激変ぶり”に視聴者困惑!? 2年ぶりに番組復帰もすっかり別人に…
- [話題] 山下智久『ブルーモーメント』での“ボソボソ喋り”に混乱!字幕モードにする視聴者続出