(画像)Iurii Osadchi / Shutterstock.com
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羽生結弦が五輪3連覇へ「果報は寝て待て」作戦! 最強ライバルは前哨戦で大敗…

世界選手権3連覇中のネイサン・チェン(米国)が敗れるという、まさに〝波乱の幕開け〟となった北京五輪直前の男子フィギュアスケート。


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この衝撃は来年2月の五輪本戦にも影響を及ぼしそうだが、五輪3連覇を狙う羽生結弦はどこ吹く風で、「あっ、そう」とクールに受け止めていた。


「グランプリ(GP)シリーズ第1戦のアメリカ大会で、優勝の大本命と目されていたチェンが、最終日のフリー演技で得点を伸ばせず3位に沈みました。一方、宇野昌磨は2位と好スタートを切っています」(スポーツ協会担当記者)


平昌五輪は5位と振るわなかったものの、その後は出場する大会すべてに優勝したチェン(13連勝)。北京五輪では「羽生の3連覇を阻止できるのは彼しかいない」と言われていた。


「演技中のミスが致命的でした。4回転ループに成功した後、予定していた大技がいくつか抜けた。信じられません」(同)

若手の成長にプレッシャー!?

この敗因は「つい、うっかり」ではない。世界各国の若手が大きく成長し、大技の連続でチェンに無言のプレッシャーをかけたからだ。

「米国の20歳、ヴィンセント・ゾウが初優勝しました。宇野も驚いていました」(現地取材記者)


だが、このGPシリーズ初戦の出場を見送った羽生は、ほぼ関心を示さず無反応だった。ゾウは日本の浜田美栄コーチに師事しており、何かしらの情報を得ていたのかもしれない。


「いや、自分は自分、そういう心境に達したのだと思います。コロナ禍で活動が制限される中、羽生はオンラインでブライアン・オーサーコーチに技の完成度を見てもらい、1人で練習を積み重ねてきました」(スポーツ紙記者)


フィギュア競技は世代交代がめまぐるしく、羽生のように「好敵手を見ない」ことも、一種の戦術である。新星の大技を見せられたら、余計なことまで考えてしまうからだ。


もはや羽生は「果報は寝て待て」の心境か。