「新庄ファイターズ」誕生! 新庄剛志新監督が日本ハムを立て直す。
北海道内のシンクタンクによれば、早くも「43億円超」との経済効果が試算されているそうだが、新庄監督に託されたのは観客増だけではない。勝利と育成の両立、新たな4番とエースを一本立ちさせる〝二刀流采配〟だ!
「新庄監督にチャラチャラしたイメージを持つ人は多いですが、本当は上下関係に厳しいんです。選手たちはあいさつや敬語も指導されるでしょう」(新庄監督の現役時代を知るプロ野球OB)
そんなあいさつも含めて、徹底指導されるのが、4番候補の清宮幸太郎と、エース教育の過程にある吉田輝星だ。
「清宮に期待する声が大きくなっています。球団だけではなく、本社グループからも『1日でも早く一人前に』の声が聞かれます。でも、変なアダ名も陰でつけられています」(関係者)
〝東京都の郵便番号〟と揶揄されているそうだ。今季の清宮は一軍出場がなかったが、ファームで本塁打王に輝いた(19本)。来季以降につながる朗報だが、いかんせん打率成績が悪すぎた。1割9分9厘。せめて神奈川(〒210~259)か千葉(〒260~299)まで上げなければ、一軍では通用しないだろう。
既成概念にとらわれない独自の理論を展開
「三振したくないと思っているのでしょう。2ストライク後はバットにボールを当てようとし、及び腰のスイングになるんです。考え方を変えられるか」(同)
吉田も今季は一軍で1試合のみの登板に終わったが、「すでに一軍レベル」の声も聞かれた。「シーズン途中よりも来季開幕から」と判断し、あえて今季は昇格させなかったという。
そんな未来の4番とエースの近況を指して、こんな情報を入手した。
「この2人を主軸に育てるのが新庄監督に課せられた使命。派手好きの新庄監督なら、『開幕投手・吉田』もあり得る」(同)
新庄監督は清宮も使うはず。まだ監督候補として名前も出ていなかった頃だが、芸能関係のイベントに招かれた際、「監督になったら? 球界をブッ壊す」と、既成概念にとらわれない独自の理論を展開していた。
「豪快に空振りしてこい」と背中を押し、いきなり開幕4番ということも十分に考えられる。
礼儀にうるさいということは、練習量も自ずと多くなる。新庄劇場の第2幕、主役は清宮と吉田で間違いない。
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