社会

売れまくっている丸亀うどん弁当~ニッポンを支える「隙間ビジネス」舞台裏

「隙間ビジネス」舞台裏
「隙間ビジネス」舞台裏 (C)週刊実話Web

『トリドールHD』の主力事業である本格讃岐釜揚げうどん『丸亀製麺』が、4月に『丸亀うどん弁当』(税込390円~)を発売。これが売れに売れている。

「調理済みの食品を購入して、自宅や職場などで食べることを『中食』と呼びますが、新型コロナによって『外食』とのボーダレス化が進行しました。同社はこの動きをいち早く察知し、外食のイメージの強いうどんを中食にしてもらおうと取り組んだ。その結果、8月の決算発表では900万食と報告されていた『丸亀うどん弁当』が、10月10日時点で1200万食に達し、予定より300万食も伸びたのです」(外食ライター)

世界12カ国に進出しているが…

『丸亀うどん弁当』は《2時間以内にお召し上がりください》と記載されているように、生ものだ。コシが命のうどんにとって、弁当は相性が悪い。それを克服するには高いハードルがあったが、何とか克服したという。

『丸亀製麺』は昨年までに世界12カ国に進出し、その店舗数は1000店強。そんな中、韓国では日本製品の不買運動の煽りを受け、8月15日に撤退した。企業努力だけでは、どうにもならないお国柄もあるのだ。

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