コレコレ 1989年生まれ。広島県出身。YouTube、ツイキャス、ニコニコ動画などで活動するライブ配信者、ユーチューバー。ライブ配信の同時接続者数は日本トップクラス。生放送でリスナーからの相談や暴露タレコミを受け付け、ネットの集合知を借りながらファクトチェックを進める配信スタイルが、若者から熱狂的な支持を得ている。

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――若者の駆け込み寺として、今やチャンネル登録者数154万人超と大人気になっています。そもそも相談に乗ろうとしたきっかけは何だったのですか？

コレコレ　もともとは「凸待ち」という通話アプリを使って、視聴者と会話をする企画を生放送で行っていました。ある日、女性から彼氏についての恋愛相談があり、恋愛経験ほぼゼロだったにもかかわらず、適当にしたアドバイスが視聴者に刺さったのか、そこから相談の電話が増え始めました。恋愛から始まり、友人とのトラブル、性被害、犯罪に巻き込まれたなど、SNSが一般化するにつれ、内容も笑えないモノへと変化していきました。

――若い女性の性被害の相談が増えているそうですね。どのようなケースがあるのでしょうか？

コレコレ　基本的には18歳未満の女性ファンと有名ユーチューバーがオフパコ（性行為）をする条例違反を取り上げていますが、最近だと、避妊具無しで無理やり性行為をし、ネットで格安で手に入れることが出来る海外のアフターピルを女性に高額で売りつけるケースです。特に歌舞伎町で広まっていて、中には中学生の被害者もいます。基本的に女性たちの家庭環境は悪く、親も子供を放置しているので、加害者が逮捕されるケースはまれです。

今は“24時間”いじめを受けるケースが多い…

――いじめが今もなお社会問題になっています。最近の傾向は？

コレコレ　今は学校だけでなくSNSでも24時間いじめを受けるケースが多く、どこにも居場所がない、逃げ場所がないと思い込み、命を絶つ人も少なくないです。特に性的な画像を無理やり撮られると親に言えなくなってしまうケースが多いです。昔から「いじめられる方にも原因がある」と一部の人たちが言いますが、今はもう全く当てはまりません。最近では、何の落ち度もない普通の女性を、まるでゲーム感覚のようにいじめるんです。

――〝全部さらす生き方〟を表明していますね。どのようなものなのでしょうか？

コレコレ　基本的に個人情報以外はさらけ出した方がネットで活動する上ではやりやすく、視聴者にも理解してもらえます。例えば、「俺はファンと寝るし、遠慮なくきつい言葉を相手に伝える人間だ」と最初から公言していれば、ファンと寝たことを暴露されようが、発言がきつかろうが炎上することはほとんどありません。人間なんて汚い部分の一つや二つ、みんな持っているので、最初から隠さないで生きようぜっていう考え方ですね。あとファンとは寝ます（笑）。

（聞き手／程原ケン）