(画像) LIUDMILA ERMOLENKO / shutterstock
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尼崎女性刺殺事件…一方的に“復縁”を願った元夫が逆恨みか

「男が人を刺している」


「女の人が血を流して倒れている」


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10月15日午後8時20分ごろ、兵庫県尼崎消防局に119番通報が相次いだ。現場は、阪神尼崎駅の北西300メートルにある15階建てマンションの駐輪場。常連客らでにぎわう繁華街に、救急車のサイレンがこだました。


血の海に倒れていたのはマンションの住人で、同市の病院事務員、森本彩加さん(28)。加害者の男は彩加さんを襲った後、ノーヘルのままバイクで逃走した。


周辺の防犯カメラ映像や目撃証言から、彩加さんの元夫で西宮市に住む会社員、森本恭平容疑者(33)が浮上し、翌日に殺人容疑で逮捕された。


「森本容疑者は事件当日、彩加さんの帰宅をマンション駐輪場で待ち伏せ、犯行に及びました。犯行は数分間で、彩加さんの背中を刃物で10カ所以上刺し、ほぼ即死状態でした。憎悪の深さが見て取れます」(捜査関係者)

離婚後もマンションでたびたび目撃され…

森本容疑者と彩加さんは5年前に結婚したが、今年5月に離婚している。森本容疑者は西宮市の出身で、両親と兄の4人暮らしだった。大学卒業後、大阪府内の企業に就職し、現在もその会社に勤務している。

「森本容疑者は厳格な両親に育てられたせいか、かなりの完璧主義者で、会社での勤務ぶりも優秀だと聞いています。ただ、それだけに彩加さんが耐えられなくなり、彼女の方から言い出して離婚したようです。森本容疑者は離婚後も、犯行現場のマンションでたびたび目撃されていました」(2人を知る友人)


森本容疑者は調べに対し、「復縁が思うようにいかず憎しみに変わっていった」という趣旨の供述をしており、尼崎南署捜査本部は、森本容疑者が一方的に恨みを募らせて犯行に及んだとみている。