(画像) Mix and Match Studio / shutterstock
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Jリーグ大転換! 企業名OKで“楽天ヴィッセル”がベンゲル監督招請へ

国費で建設された東京オリンピックのメインスタジアム「新国立競技場」の楽天への運営権売却が一気に加速した。


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1596億円を投じた五輪の象徴が不良物件になれば、衆院選後に野党の絶好の標的になるのは必定。それを案じた政府がアフターコロナの新たな経済活性策として猛プッシュ!!


前FCバルセロナ所属のA・イニエスタを擁するサッカーJ1のヴィッセル神戸は、今夏にも大迫勇也、武藤嘉紀の日本代表FWを獲得。Jリーグ屈指の人気と集客力を誇り、楽天グループが運営するクラブだ。


以前から新国立競技場への本拠地移転を視野に入れていたが、Jリーグの「ホームタウン制度」が障壁に。楽天の三木谷浩史オーナーの出身地である神戸市を本拠地としながら、ヴィッセルの活動エリアは兵庫県内に限定され、東京への本拠地移転は頓挫していた。


しかし、今回の衆院選を前に、Jリーグはなぜか基本理念を大転換。ホームタウン制度を改革し、「全試合の2割以内」の制限の下で、新国立をはじめ本拠地以外での主催ゲーム開催を可能にする。さらにクラブ名に企業名を取り入れることを容認する方針も固め、「楽天ヴィッセル」への名称変更が可能になるのだ。

年間維持費など容易にまかなえるという計算

「企業名を巡っては、Jリーグ発足時に川淵三郎チェアマン(当時)が、ヴェルディ川崎(現・東京ヴェルディ)の調布市への本拠地移転の際、渡辺恒雄・巨人軍オーナー(当時)と丁々発止。企業名を断じて認めなかった。しかし、論戦勃発から来季で30年を迎える今、それを大転換する。驚きです」(Jリーグ担当記者)

現在、ヴィッセルは三浦淳寛氏が監督を務めるが、楽天ヴィッセルの誕生に合わせて超大物監督を招請する準備も進めている。名古屋グランパスの監督を務めた後、22年にわたり英国の名門・アーセナルの監督を務めたA・ベンゲル氏だ。


「同氏は現在、国際サッカー連盟(FIFA)の重職にあり、W杯の2年ごとの開催への変更を推進しています。もし、これが実現すればW杯予選が倍増し、新国立の需要も増大。新国立のネーミングライツも取得し、グループ内で資金を調達すれば24億円の年間維持費など容易にまかなえるという計算です」(同・記者)


東京ヤクルトスワローズの6年ぶりのリーグ制覇で神宮の杜が沸き上がる中、隣接する新国立競技場がJリーグのメッカに? 人気を独占してきた巨人後楽園には由々しき事態だ。