「こんなドラマは、しばらく出てこないんではないでしょうか…。奇跡といってもいい」(TBS関係者)
もはや国民的ドラマといっても過言ではない『半沢直樹』が大団円を迎えた。全10話平均視聴率24.7%。さらにリアルタイム視聴者は約6658.8万人(到達人数)を記録し、日本国民の2人に1人がドラマを視聴した計算だ。そうした中、誰もが気に掛けるのがシーズン3の制作。
「前回のシーズン1から今回のシリーズが放送されたのは7年後。本当に続編を約束してくれるなら、何年でも待ちますよ」(テレビ誌デスク)
ところが、『半沢―』ファンをどん底に叩き落とすような情報がTBSから発表されたのだ。
「先の社長会見に同席した編成局長の口から『続編は考えていない。これで終わり』といったコメントが発せられたんです。局長がコメントしたのだから、確かな話です」(テレビ関係者)
TBSが早々に決断に至った理由は、主役の堺雅人にあるという。
堺雅人なしで『半沢直樹』スピンオフ版の制作に着手!?
「堺は基本、出演するドラマに固執しない。最終回を迎えたら台本など一切合切を捨ててしまう。役落としをして次に備えるんです。だから、今回の『半沢――』がいくら高視聴率だからといっても、再び同じ役を受けてもらうには、説得を含めて、かなりの時間が掛かるわけです」(制作関係者)
とはいえ、TBSはスポンサーの広告出稿で成り立っている一民放テレビ局にすぎない。人気俳優のもっともな言い分に一つ一つ納得していたら、経営が立ち行かなくなってしまう。
「建前と本音を切り分けるということです」と語るのはTBS関係者。今年1月3日に放送した『半沢直樹Ⅱ・エピソードゼロ』のようなスピンオフ版の制作に今後、着手していくという。
「幸い、『半沢』に出てくる登場人物の中には、それぞれがキャラ立ちする出演者が複数います。現在、最有力候補になっているのが『大和田暁〜半沢直樹外伝〜』(仮題)です。香川照之が嬉々として演じた大和田に焦点を当て、特番ドラマを制作するんです」(同)
TBSサイドは、実現に向けて調整している真っ最中なのだという。
「条件次第では映画化も検討する。予算は10億円。堺の登場はないが、歌舞伎界や演劇界から癖のある役者を抜擢する予定だそうです」(芸能プロ関係者)
もっとも、その一方ではこんな話も浮上している。
「実は香川と堺は映画やドラマなどの共演を通じ、非常に仲のいい間柄。香川が頼み込めば、もしかしたら奇跡が起きるかもしれません。もちろん、その時はギャラは言い値ですね」(同)
〝半沢ロス〟のファンにとっては最高な話デス!
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