五木ひろし (C)週刊実話Web
五木ひろし (C)週刊実話Web

五木ひろし紅白「落選」ではなく“勇退”になったスポーツ新聞報道の舞台裏

歌手の五木ひろしが、今年のNHK紅白歌合戦に出場しないことが明らかになった。


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「五木は、10月17日に大阪・新歌舞伎座で開催したデビュー50周年記念コンサートで、『喜びを胸に〝終了〟したいと思います』と、紅白出場にピリオドを打つことをファンに宣言したのです」(スポーツ紙記者)


これを受け、NHKの正籬聡(まさがき・さとる)放送総局長が20日に行われた会見で、「今回の発言は承知しております」「今年の出場者は検討中という大前提で」としたうえで、五木の功績について、「幅広い年代の方に支持され紅白を盛り上げて下さって、大きな貢献をして頂いてきていると思っています。大変感謝しています」とコメントした。


五木は、『山河』を歌った昨年の紅白で、1971年からの連続出場記録が50回に到達し、北島三郎と並んで歴代最多タイ記録となっていた。

昨年は五木の出番で視聴率がダウン

「NHKとしては、北島に敬意を表し、五木に記録を破らせることはしないと決断。五木が大阪でファンに報告する直前に、落選を伝えていたようです」(音楽関係者)

そもそも五木は、記念すべき50回目の出場となった昨年、出番が番組の前半だったことにヘソを曲げていたという。


「五木の怒りは相当なものだったが、自分の出番で数字(視聴率)を落としてしまい、落胆していましたからね。今年、落選を告げられても〝仕方ない〟と諦めたんじゃないでしょうか」(同・関係者)


当初、一部スポーツ紙が大々的に五木の「落選」を報じようとしていたが…。


「そんなことをしたら、五木のプライドをさらに傷つけることになる。慌てたNHKが取りなして、スポーツ紙全紙同着で、五木が〝勇退〟を宣言したことを報じさせて一件落着になりました」(前出・記者)


今年の年末、50年ぶりにのんびり過ごす五木は、どんな心境で2022年を迎えるのか。