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JRA重賞『菊花賞』(GⅠ)本誌競馬班“厳選”軸1頭+相手5頭!

(C)JRA
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過去10年、1番人気馬は【6・0・2・2】とおおむね期待に応えている。

今年はGⅠ勝ち馬が不在で混戦模様だが、同様の年が10年間で3回あり、その時でも1番人気馬は①③③着と、いずれも馬券圏内に好走。まずは1番人気を中心に馬券を組み立てるのがベターだろう。なお、3連単の配当は2万円台以下が5回。一方で、17年の55万馬券、18年の10万馬券と、10万円超の高配当が二度出ている。

★軸馬=ステラヴェローチェ
朝日杯フューチュリティS2着、皐月賞3着、ダービー3着と、出走したGⅠ3戦すべてで馬券圏内に好走しているステラヴェローチェ。前述したように、今年の菊花賞はGⅠ馬不在。メンバー的にも、この馬の中心視が妥当だろう。秋初戦の神戸新聞杯では、不良馬場も味方につけ快勝。上々の滑り出しを見せた。馬場が渋れば、さらに有利になる。

★相手=レッドジェネシス
5月の京都新聞杯を勝っているレッドジェネシス。ダービーは、ポジションが後ろすぎたせいもあって、11着と詰めきれなかったが、秋初戦の神戸新聞杯ではステラヴェローチェと直線で叩き合っての半馬身差2着と、地力の高さを証明した。ディープインパクト産駒は、近6年連続で3着以内を記録していて、特にここ2年は19年が3頭出走で1&2着、20年が4頭出走で1&3着と存在感を増している。

★相手=オーソクレース
ホープフルS2着以来9カ月ぶりの実戦だった前走のセントライト記念で3着と、GⅠ好走の実績通りの走りを見せたオーソクレース。父は菊花賞馬で、母もエリザベス女王杯と宝塚記念を勝利。血統的にも、まだまだ伸びしろはありそう。鞍上のルメール騎手は、サトノダイヤモンドとフィエールマンでの勝利を含め、菊花賞では【2・1・1・2】と好成績でもある。

スタミナ血統のタイトルホルダー好勝負必至!

★相手=タイトルホルダー
1番人気に推された前走のセントライト記念は、直線で馬群に包まれてしまい、完全に脚を余してゴールを迎えてしまったタイトルホルダー。まともなら好勝負になっていたはずで、あの13着は参考外でいいだろう。弥生賞を制し、ホープフルS4着、皐月賞2着とGⅠでも好走歴あり。ここに入っても能力は互角以上だ。母は2600メートルのOP特別を勝っていて、半姉は牝馬ながら菊花賞に挑戦して5着だったメロディーレーンと、スタミナに不安はない血統。休み明けを使って状態がさらに上向けば、ここでも好勝負になるはず。

★相手=ヴァイスメテオール
ラジオNIKKEI賞は、直線だけで後続に2馬身半差をつける圧巻のレースぶりだったヴァイスメテオール。2走前のプリンシパルSでも、最後は届かなかったが、前が残る展開で後方から33秒4の上がりを計時し4着まで迫っている。ここも展開がカギになりそうだが、流れが向くようだと末脚炸裂のシーンもありそう。

★相手=ヴェローチェオロ
前走の三田特別(2勝クラス・阪神芝2200メートル)は、後方待機から早めに動いて押し切る強い競馬を見せたヴェローチェオロ。過去10年、芝2200メートルの2勝クラスを勝って菊花賞に臨んだ馬は【0・1・2・2】と好成績。父ゴールドシップのスタミナが活かせるようなタフな展開になれば侮れない。

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