大みそかの特番『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!』(日本テレビ系)が放送休止になったことで、2年ぶりに有観客で開催される『NHK紅白歌合戦』の総合司会に〝お笑い界のビッグスリー〟の1人、明石家さんまが急浮上している。
「以前から紅白スタッフらは内々に、さんまに紅白総合司会を打診していたのです。でも、裏番組にさんまが所属する吉本興業のダウンタウンらが出演する『ガキの使い』があった。今年は休止になったことで、さんまの総合司会が現実味を帯びてきたんです」(NHK音楽番組関係者)
昨年の総合司会は、2017年からの4年連続となるお笑いコンビ『ウッチャンナンチャン』の内村光良と、NHKの桑子真帆アナが務めている。ここ数年を見れば、紅組司会は朝ドラか大河女優、白組司会はジャニーズ事務所のタレントが定番となっていた。
櫻井&相葉ダブル司会が消えた理由
今年の紅白は東京五輪・パラリンピックの企画が主体になり、NHKの五輪ナビゲーターを務めた『嵐』の櫻井翔と相葉雅紀のダブル司会も有力視されていた。しかし、国際パラリンピック委員会のアドバイザー・稲垣吾郎、草彅剛、香取慎吾の『新しい地図』とパラ選手の紅白コラボが取り沙汰され、事態は一転した。
「ジャニーズとしては元SMAPの3人と、櫻井、相葉を同じ舞台に上げるわけにはいかない。かといって、新しい地図の紅白出演を潰すわけにもいかない。これで櫻井、相葉のダブル司会は消えたといわれます」(同)
そこで、さんまだ。さんまは番組中の生あくびが原因でNHKを長らく出禁になっていたが、13年に復活。16年からNHKで初の冠番組『明石家紅白!』を持っている。
「さんまは〝年末年始はオーストラリアに行く〟などと言って、紅白出場に全く関心を示しませんでしたが、その真相は『ガキの使い』の足を引っ張るわけにはいかないからです。今年は休止なので、さんまの大義名分もなくなりました」(お笑い関係者)
〝ウッチャンサンチャン〟のダブル司会も面白いかも。
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