社会

山梨林道主婦変死事件…逮捕されたのは“近隣トラブル男”だった!

画像:Andrii Iemelianenko / shutterstock

10月2日、山梨県笛吹市の林道脇で女性の遺体が見つかった。

死亡していたのは先月29日に行方不明となり、家族から捜索願が出されていた同市の地域相談員、古屋美紀さん(54)と判明。山梨県警は5日夜、被害者の隣家に住む無職、山口正司容疑者(55)を逮捕・監禁の疑いで逮捕した。

「29日夕方、勤め先から自宅に戻った古屋さんと口論になり、さらに暴行を加えた山口容疑者は、ぐったりした彼女を自分の車に乗せ、約10キロ離れた山林に遺棄したことを認めました。しかし、『林道に車で着いたとき、まだ古屋さんは生きていた』と殺人は否認。彼女の遺体は損傷が激しく、凶器が使われた可能性もあります」(捜査関係者)

近所で評判のすぐキレる“騒動男”

古屋さんは地元出身で、自宅には夫と子供と住んでいた。社会福祉士と介護福祉士の資格を持ち、最近は認定心理士の資格を得るため、勉強に打ち込んでいたという。勤務先の上司は、「仕事に前向きで、福祉の現場で働くには理想的な人でした」と話している。

一方の山口容疑者は、近所で評判のすぐキレる〝騒動男〟として有名だった。古屋さん宅とは塀を挟んだ隣同士で、騒音やゴミ出しをめぐるトラブルが絶えなかったという。

「最近は山口容疑者が会社を辞めたことや、頻発する近隣トラブルに嫌気が差して妻子が出て行き、孤立感が深まって生活は荒れ放題でした。おまけに生活保護を受けようとして古屋さんに相談した際、家や土地など一定の資産があることで現実的に無理と諭され、猛烈に腹を立てていた。それを逆恨みしての犯行かもしれません」(山口家の知人)

警察は犯行動機の解明と事件の詳細について、調べを進めている。

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