河野太郎 (C)週刊実話Web
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詩人・軍人・変人…「小石河連合」は巻き返しか飼い殺しか

「石破は終わった」


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こう永田町界隈で囁かれているように、石破茂元幹事長の存在感がまるでない。岸田首相と総裁選を争った河野太郎前ワクチン担当相を担いだ「小石河連合」の1人が石破氏だった。


某自民党衆院議員が解説する。


「今度の組閣で岸田首相は9月まで石破派だった古川禎久氏を一本釣りし、法相に起用した。続けざま、古川氏は竹下派に逃げ込んだのだから、石破氏も舐められたものだ。これで石破派は15人まで激減した。派内からも『派閥を解散した方がいいのでは』という声が漏れ出している」


それもそのはず、古川氏のほか、石破派ナンバー2の会長代行を務めた山本有二元農林水産相が9月に退会した。さらに、派閥運営の要となる事務総長の鴨下一郎元環境相は次期衆院選に出馬せず引退する。同派閥はまさに風前の灯だ。


「河野氏が勝てば、石破氏の幹事長ほか重要閣僚起用もあったが、夢破れ幻に終わった。石破派からの閣僚ポストはゼロ。安倍・麻生傀儡政権とも揶揄される岸田政権だけに、石破冷遇は暗黙の了解事項。派閥内外では石破氏が次にどう動くのか固唾を飲んで見守っているが…」(同)

雑巾がけから出直す覚悟が必要

小石河連合の2人目、小泉進次郎前環境相の前途も厳しい。

「無派閥で自民党の『客寄せパンダ』と持て囃された進次郎人気は最早ない。菅前首相の引きで環境相になったものの、国際会議で意味不明なポエムを連発。加えて、タレントの滝川クリステルと結婚するも、他の女子アナとの恋愛や不倫疑惑など女性スキャンダルが続々と飛び出し、全国の女性からも総スカン。今や、客寄せではなく、『泣き虫パンダ』となった。もう一度、かつての人気を取り戻すには親爺の小泉純一郎元首相の傘の下から出て、雑巾がけから出直す覚悟が必要だ」(議員秘書)


そして、小石河連合の要、河野氏だ。


「河野氏は党の広報本部長という役職で飼い殺し状態。ここから次を狙うには、総裁選で思い知らされたように議員仲間を作らないとダメでしょう。皮肉で〝ポスト石破〟と囁かれ始めたように何回挑戦しても敗れるだけ。その間に福田康夫元首相の長男である福田達夫総務会長、あるいは林芳正元文科相のような新たな人材が出てきて追い抜かれる。河野氏も雑巾がけしかない」(無派閥の国会議員)


自民党長老の話。


「カギを握るのは、派閥として勝ち馬に乗れなかった二階派と、どう連携を取れるかだ。政界の一寸先は闇。まだ小石河連合対『3A』(安倍・麻生・甘利)の完全決着はついてはいない」


小石河連合も勝っていれば〝菅〟軍だった。