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「白鵬VS稀勢の里」出世争い! 土俵外で再びライバル関係に

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白鵬 (C)週刊実話Web

元白鵬の間垣親方は、これからどんな親方になるのか。

数々の問題行動はともかく、優勝45回をはじめ多くの記録を塗り替えた大横綱だけに、その手腕が注目されている。

しかし、こちらでも間違いなくライバルになるのが、2年前に引退した元稀勢の里の荒磯親方だ。

荒磯親方は8月1日付で、茨城県内に「荒磯部屋」を興した。同県阿見町に建設中の部屋は、来年夏ごろに完成予定で、現在は筑波大学に間借り中。弟子数は4人、出世頭は序二段だ。

これに対して間垣親方は、まだ引退したばかりとはいえ、受け皿は万全。来年8月、師匠の宮城野親方(元幕内・竹葉山)が定年になるので、年寄名跡を交換して宮城野親方になり、16人の弟子たちをそっくり継承するのは既定路線だ。その中には、自分がスカウトした幕内の石浦や、十両の炎鵬、北青鵬らもいる。いきなり複数の関取を擁する大部屋の親方になるのだ。

「新しい部屋用地として、都心の一等地である日本橋に土地を確保済み。建設費用も含めて20億円は下らないといわれています。これに対して荒磯親方は引退後、早稲田大学大学院で新しい相撲部屋の在り方などを学んでいますが、それが実り関取が育つのはまだずっと先の話です」(担当記者)

“理事長レース”で有利なのは…

ただ、親方の勝負は弟子の育成だけではない。理事になり、理事長を目指す土俵外の競争も待っている。

間垣親方が「いずれは親方としても横綱に」と、理事長就任に意欲を燃やしているのはよく知られている。その対抗馬と目されているのが、こちらも荒磯親方だ。

「間垣親方は、小派閥の伊勢ヶ濱一門で、反発する親方も多い。理事になるのも大変でしょう。対する荒磯親方は最大派閥の二所ノ関一門で、もう6年もすると本人以外に横綱経験者がいなくなる。40代で理事に選ばれる可能性が高く、こちらの勝負は荒磯親方が断然有利です」(協会関係者)

現役時代の2人の対戦成績は間垣親方の44勝16敗。どちらが先に次の勝ち星を挙げるのか。

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