メジャーリーグ、パイレーツのベン・チェリントンGMが「チームにはFAになり、われわれが残留してほしいと思っている選手がいて、その中にヨシも含まれている」と語った。
「ヨシ」とは、筒香嘉智外野手のこと。今季、天国と地獄の両方を味わった男の、さまざまな思惑が交錯した「日米同時交渉」が始まる。
「渡米2年目の今季前半戦は、極度の打撃不振に苦しみました。5月にレイズから事実上の戦力外を通告され、ドジャースに拾われて復調の兆しを掴んだ頃に、二度目の戦力外通告。ドジャースのマイナーで打撃改造に取り組んだのと、パイレーツの自由な雰囲気が合ったのかもしれません」(スポーツ紙記者)
パイレーツ移籍後は43試合に出場し、打率2割6分8厘、本塁打8、打点25と復調傾向にあった筒香。残留要請は絶対に受けるべきだが、そう簡単な話ではない。「大幅な減俸提示は避けられない」と予想するアメリカのメディアも少なくないからだ。
残留要請は期待の表れ。しかし、「期待値=高年俸」とならないのも、契約社会・メジャーリーグの面白いところだ。
新年俸は100万ドル程度!?
「筒香の年俸の支払いは、特例でした。メジャーリーグでは時々起こるんですが、今季の年俸は移籍後もレイズが払い続ける契約になっていたのです。パイレーツが残留要請するということは、交渉を新しく結び直さなければなりません」(米国在住ライター)
2019年12月、2年総額1200万ドルでレイズと契約し、今季の年俸は700万ドル(約7億9000万円)。打率2割を切っていながら、ドジャースとパイレーツに二度も救われたのは、それが理由だ。
「新年俸は100万ドル程度でしょう」(同)
そのため、筒香サイドは高額年俸を確実に提示してくるNPB球団とも交渉しなければならないわけだ。DeNA最終年には4億円(推定)をもらっていた筒香。古巣DeNA、巨人、ソフトバンク、楽天などとはこの金額がスタート地点となるだろう。
「パイレーツで100万ドル以上をもらっている選手は数人程度です。筒香がいくらで妥協するのか、それともレギュラーで何試合使うとかの条件を釣り上げるか…。それも叶わないのなら、本当に帰国するのかも」(同)
他のメジャー球団も100万ドル以上は払わないだろう。復活した筒香が強気の駆け引きを始めようとしている。
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