元交際相手を刺殺した29歳の無職美女…うかがえる強い殺意

2020.11.12

10月29日の午前8時頃、容疑者の母親から通報を受けた警官が、川崎市高津区のマンションに駆けつけると、部屋の中で白井僚さん（35）が腹部から血を流して倒れているのを発見。搬送先の病院で死亡が確認された。

神奈川県警高津署は10月30日、殺人と住居侵入の疑いで、千葉県浦安市の無職、高橋舞容疑者（29）を逮捕した。高橋容疑者は「殺人も侵入もしていない」と容疑を否認している。

「あたりは血の海で、傍らに女性が力なく座っていました。女性は自殺を図ったのか、手首から血こそ流していましたが軽傷でした」（消防関係者）

死亡した白井さんと高橋容疑者は、数年前から事件のあったマンションで同居していたが、今年の夏頃に同棲を解消し、高橋容疑者は母親の住居に引っ越していた。しかし、高橋容疑者は未練があったようで、その後もたびたびマンションを訪れていたという。

真剣に結婚を考えていたかつての恋人を…

「警察は別れ話のもつれからの犯行とみています。彼女は白井さんを何カ所も刺しており、強い殺意があったことがうかがえる。死因は出血多量による失血死でした」（捜査関係者）

白井さんは国内65カ所、海外5カ所に拠点を持つ大手税理士事務所に、2016年5月から勤務しており、法人の税務や会計、労務などコンサルタント業務を担当していた。

「高橋容疑者は細面の美人でスタイルも良く、大手企業の事務員をしていました。また、高級クラブでアルバイトをしており、そこで白井さんと知り合ったようです。それから彼女は会社を辞めて、白井さんとの結婚を真剣に考えていたようでした」（容疑者の知人）

30歳を目前に夢破れた末の犯行なのか、警察は詳しい動機を捜査している。

【画像】

PPstudio / Shutterstock