社会

テレワーク導入で社食が消える…~ニッポンを支える「隙間ビジネス」舞台裏

「隙間ビジネス」舞台裏
「隙間ビジネス」舞台裏 (C)週刊実話Web

企業のテレワーク導入で、社員食堂が絶滅の危機に瀕している。

「企業の社食は外部委託されている場合が多い。2年ほど前までは、福利厚生の一環として社食を充実させる企業が多く、ヘルシーメニューを導入したり、好きな料理を選べるビュッフェスタイルを採用したり、まさに〝社食バブル〟のような状態でした。それが一挙に弾け、コロナの長期化による営業不振などで撤退が相次ぎ、実質的に社食を廃止した企業も少なくありません」(企業ライター)

社食で働く従業員も、コロナの前ほど必要ではなくなっている。

人手が余ってリストラの対象に…

「コロナ直前まで社食の請負企業は、働き手が足りず人手不足でしたが、不足を解消した今は逆に人手が余り、リストラされています。しかも、自社で社食を運営している直営の場合は、こうした対策も取れず、少なからず業績に影響が出ています」(同)

社食は企業文化の1つとなりつつあった。福利厚生にこだわる学生の中には、会社選びの際、社食が充実しているほうを選ぶという人もいたくらいで、学生の採用でも一役買っていた。

何はともあれ、一刻も早いコロナ収束が望まれる。

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