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JRA重賞『毎日王冠』(GⅡ)本誌競馬班“厳選”軸1頭+相手5頭!

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GⅠロードに直結する重要なステップレースだけに、毎年、トップクラスの参戦が多い。

今年もGⅠ馬が何頭かスタンバイしており、白熱したレースが繰り広げられるに違いない。配当面では、過去10年で3連単30万円台が2発出ているが、いずれも15頭立て以上だった(それ以外の8回は13頭以下)。多頭数の年のみ波乱となっている点は注目しておきたい。

★軸馬=ダノンキングリー
昨年は安田記念7着、天皇賞・秋12着と、スランプ気味の時期も経験したダノンキングリー。しかし、今年初戦となった安田記念では、上がり33秒1と久々にこの馬らしい切れ味を発揮して快勝。1800メートルは、共同通信杯、毎日王冠、中山記念と、すべて重賞の3戦3勝。前走からの200メートル延長も望むところだろう。3歳時に皐月賞3着、ダービー2着(いずれも勝ち馬とタイム差なし)の実績から、5歳春の初GⅠは遅すぎるぐらいだが、ここから快進撃を期待したい。

★相手=シュネルマイスター
NHKマイルCを勝ち、続く安田記念では古馬相手に3着と健闘したシュネルマイスター。安田記念では、勝ったダノンキングリーより4キロ軽い斤量で0秒1及ばなかった。今回は、その斤量差が縮まるだけに逆転は楽ではないだろうが、そこは伸び盛りの3歳馬。夏を越しての成長でどこまで迫れるか。86年以降、毎日王冠に出走した3歳馬は40頭で【5・6・2・27】という成績ながら、前走がGⅠで3着以内だった馬に限れば【3・2・1・5】と過半数が馬券絡みを果たしている。1800メートルは初めてでも、2000メートルの弥生賞で2着に入っていることから問題なさそう。

★相手=ヴァンドギャルド
前走のドバイターフは、勝ち馬から3馬身差の2着と奮闘したヴァンドギャルド。今回は、その遠征以来の6カ月半ぶり。自身最長のレース間隔ではあるが、休み明けは【2・0・1・2】と鉄砲はきくタイプだ。東京芝では1600~1800メートルで6戦して【2・0・1・3】。10着の安田記念を除けば、敗れた3戦とも勝ち馬から0秒3差以内には食い下がっており、コース相性は悪くない。

昨年3着のサンレイポケット再び!

★相手=ポタジェ
通算【5・4・1・0】と、安定感抜群の成績を残しているポタジェ。ここ2走は、金鯱賞が0秒1差の3着、新潟大賞典がタイム差なしの2着と、重賞でも崩れていない。メンバーは一段と強くなるが、相手なりに走れる強みでどこまで粘れるか。

★相手=サンレイポケット
昨年の毎日王冠は、中団から追い上げて3着に食い込んだサンレイポケット。東京芝は【1・1・1・1】。着外は2500メートルのアルゼンチン共和国杯だが、そこでも勝ち馬から0秒4差の6着と踏ん張っている。過去10年、ジャングルポケット産駒は本馬以外にも、14年にエアソミュールが勝利するなど、出走数は少ないながらも好走例あり。末脚が活きる展開になれば上位争いに絡んできそう。

★相手=ヴェロックス
クラシック三冠は②③③着で、ポテンシャルはこのメンバーに入っても見劣りしないヴェロックス。勝ち星からは2年半以上遠ざかっているが、2走前のエプソムCは0秒3差の4着で、それも含めて左回りの2000メートル以下は3戦とも4着以内。実力馬の復活があれば、今回かも。

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