昨年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で、無観客だったNHK『紅白歌合戦』が、今年は観客を入れて行われるという。
「NHKでは、視聴者の要望に応えるため、有観客での開催を模索。同じように有観客で行われている屋内の音楽イベントをモデルに検討を重ねてきたそうです」（民放スタッフ）
有観客開催の決め手となったのは、19都道府県に発令中だった「緊急事態宣言」と、8県の「まん延防止等重点措置」が9月30日をもって全面解除されたこと。新規感染者数も激減していることもあり、今月に入って観客を入れる方針を固めたというのだ。
東京・渋谷区の「NHKホール」が来年6月まで耐震工事中のため、千代田区の「東京国際フォーラム」が会場となる。NHKホール以外での開催は、1972年に「東京宝塚劇場」で行われて以来、49年ぶりとなる。
「今年は、毎年、高視聴率を獲得していた日本テレビ系の『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで！絶対に笑ってはいけないシリーズ』が放送休止に追い込まれていますからね。紅白の制作サイドは『視聴率50％超えが目標』と鼻息が荒い。当然、それなりの〝目玉〟が必要になる」（同・スタッフ）
面倒な手順で“許可”を取る必要がない
そこで浮上しているのが「SMAP再結成」だという。
「稲垣吾郎、草彅剛、香取慎吾の『新しい地図』の3人は、Eテレで突如始まった大人向けのバラエティー番組『ワルイコあつまれ』に出演中で、NHKとは蜜月関係にある。中居は、3人といまだに良好な関係が続いているし、独立後は仕事が減るのを極端に恐れているため、再結成に異論はないはずです」（芸能記者）
問題は、ただ一人ジャニーズに残留した木村拓哉が首を縦に振るかどうかだが…。
「SMAPを潰したのは、ジャニーズのメリー喜多川名誉会長だったといっても過言ではない。そのメリー氏は、今年8月に亡くなっています。つまり、SMAP再結成に面倒な手順で〝許可〟を取る必要がなくなったんです」（同・記者）
こうして考えると、『ワルイコあつまれ』という番組タイトルも意味があるように思えてくる。ジャニーズを飛び出して国民的アイドルグループを解散させた「悪い子たち」が、再び「集まる」という〝におわせ〟なのかもしれない。