(画像) metamorworks / shutterstock
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家庭内クラスター深刻化!9月から学校再開し“子供の感染者”が急増

新型コロナウイルスの新規感染者数が減少する一方で、子供の感染者は急増しており、家庭内感染が深刻化している。


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「デルタ変異株は感染力が強く、夏休み期間中に子供の感染者数が増えました。9月から学校が再開して、さらに増加傾向にある。千葉県では未就学児童の感染も多くなっています」(千葉県市川市の藤巻耳鼻咽喉科医院・藤巻豊院長)


厚生労働省によると、9月9日~15日の1週間で10歳以下の新規感染者は約1万4000人と急増、全体の約22%を占めた。2学期が始まったことで、6日~12日には小学校でクラスターが32件発生。全面休園となった保育所などは、16都道府県で126カ所(9月9日時点)に上る。


「神奈川県では、新型コロナで入院する子供は7月まで月平均3人程度だったのが、8月は8人。過去最多の新規感染者数2878人を記録した8月20日に、10歳以下の割合は18%だったが、現在は約24%。10歳未満の割合も6%から12%に倍増している」(医療ジャーナリスト)

大人の3回目より12歳以下の接種を

前出の藤巻院長の話。


「当院には小児科医も在籍しており、9月に入って保育園児が発熱を訴えて受診するケースが増えています。鼻詰まりで呼吸困難に陥ったり、高熱から自力で飲食ができなくなったり…デルタ株に感染した小児は重症化しやすい。コロナに罹った小児から両親、兄弟に感染する家庭内クラスターが心配ですね」


8月18日には『親子3人、自宅療養中に40代の母親死亡』というショッキングなニュースが報じられた。


「これをきっかけに子供の感染について注目が集まりましたが、子供向けの治療薬は乏しく、12歳未満はワクチン接種の対象外。大人の3回目接種より、12歳以下のワクチン接種を急がなければ、家庭内クラスターは防げません。コロナの潜伏期間は5日とも7日ともいわれているだけに、家庭内の感染対策も重要になります」(都内の小児科医)


緊急事態宣言解除で、大規模な規制緩和は危険だ。